鯨肉のタンパク質が高齢者を支えた

給食から消えたメニュー

昼食の話を書きましたが、やはり「給食」という存在は便利いいですよね。栄養やカロリーを計算してくれてますし、いちいち「今日は何食べよ?」と悩む必要もありませんから。職場でも給食会社と契約してるので、そこの弁当を利用してたんですよ。値段も安かったですしね。

しかし、味に飽きてくるんです。毎日メニューが変わるのですが「半端ない」ぐらいに飽きてきて、大半の従業員が「ギブアップ」しました。際立って不味さを感じたわけではないですが、1ヶ月程続けたらノドを通らなくなったんですよ。今も配達に来ますが利用者は少ないと思います(汗)

翻って「学校給食」は充実してますね。子供達の受けもいいですし、人気メニューともなれば「おかわり」の行列が出来ると聞きました。

私の小学校時代とは随分変わりましたよ。水臭い牛乳にパサパサのコッペパン、そしてメインとサブのオカズに稀に出されるデザート。決して美味しくは無かったですが、どこか懐かしさを覚える味でしたね。確かに今の小学生よりはグレードが落ちると思います。ちょっと悔しいかなと感じる時もありますし(苦笑)

しかし私達の頃は、今なら決して使われる事のない「高級食材」が入ってました。

それは「クジラ(鯨肉)」です!

思わず「ザマーミロ」と大人げ無い気持ちになりましたが(笑)今の小学生は殆ど鯨肉の存在を知らないでしょうね。

「昭和ど真ん中」の食卓を普通に飾り、給食にも当たり前の如く使われた「大衆食材」です。しかし、御存知の通り厳しい「捕鯨規制」により表舞台から消え、希少価値となり「高級食材」に変貌したのです。

そして今の小学生は給食でクジラを食べる機会を失いました。
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昭和を支えた「クジラパワー」

今では高級食材の鯨肉も「昭和」では頻繁に食卓へ上がりました。はっきり言って牛肉以上に食べさせられた記憶があります。決して裕福ではなかった当時の我が家では、鯨肉が牛肉代わりの存在だったんですよね。こんな家庭は当時多かったと思います。

クジラは哺乳類ですから「肉」なんですけど、カテゴリーとすれば「魚」でした。今では少なくなった「魚屋さん」に行けば普通に買えましたからね。余りにも鯨肉が続くので「またクジラ?」と親に文句を言ったことがあるぐらいです。

鯨肉はいろんな料理に使えましたね。水菜と一緒に煮た「ハリハリ鍋」に「天ぷら」「生姜焼き」「ケチャップ炒め」等があり、給食では「ちくわ」と一緒に甘辛く煮た「ノルウェー煮」なる物が出てきましたから(笑)

「ちくわが入ってノルウェー煮?」と最初は意味不明な献立に突っ込みを入れましたが、この料理は鯨肉とちくわが妙にマッチして、当時の数少ない「人気メニュー」でした。

この他に「おでん」の具材に欠かせなかった「コロ」と呼ばれる皮の部分ですね。それに「ベーコン」等も「庶民の味」でしたよ。私は今でも「ベーコン」と聞くと「豚よりクジラ」のイメージが強いんです。さすがに「尾の身」は当時も今も手が届かない存在でしたが、

「B級グルメ」のヒーローだったと思います。

それだけ広く愛された存在だったんですよ。
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高齢者を支えた優良食材

20年ぐらい前に「ハリハリ鍋」を店で食べた事があります。一人前五千円ぐらいだったので結構「奮発」したんですよ。懐かしい味に感動するのと「B級グルメ」を奮発しないと食べられない複雑さに駆られた思いがあります。

またクジラ(鯨肉)は基本的に赤身で脂身が無いんですよ。従って「低脂肪」そして「高タンパク」の上に「鉄分」が豊富で「低カロリー」の「低コレストロール」なんです。しかも皮の「コロ」には「コラーゲン」がたっぷり含んでます。まさに栄養的には「超」の付く「優等生」でしょうね。味付けは何にでも合いますし、調理するなら幅広く活用出来ます。また食感は肉厚なので、独特の噛み応えがありましたね。かと言って硬過ぎる事も無いんです。

母が生前元気な頃「昔のクジラはもっと美味しかった」とよく口にしてました。クジラの中でも「ナガスクジラ」を獲る事が出来、このクジラ(鯨肉)は絶品だったそうです。

つまり、今の高齢者の方々は私達の世代以上にクジラを食されてこられたわけです。あくまで推測の範疇なんですけど、(高齢者の方々は)クジラ(鯨肉)によって支え続けられたきたのかも知れませんね。

今では「その味を知らない」世代が多くなってきてますが、やはりクジラ(鯨肉)はいつまでも日本人の食卓に上がる存在であって欲しいと願います。いつの日にか「復活」してくれる事を信じて。

またクジラ(鯨肉)の情報が入れば、随時アップしていきますね。
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