
「スイッチON」に入るまで
母親が「認知症」と分かった時、本当にショックでした。とくに家で何もしてなかったわけではなく、清掃員として働いてましたからね。父親に「様子がおかしい」と聞かされて俄かに信じられなかったですよ。私が見る限り「異変」は感じなかったんです。別に「医師」から診断されたわけではなかったですし、当初は「気のせい」程度じゃないかと。
けど、少しずつ「歯車」が狂い始めてきたんですよね。
少し前の事が思い出せず、健忘症が進み始めました。さらに忘れた自覚が無いんですよ。石油ストーブでカーテンを焦がしても「無反応」でしたし、さすがにゾッとしました。それでも、藁にも縋る思いで「ボケ封じ」を出来ないものかと無い知恵を絞ったんですよ。
母親は以前ラジオをよく聴いてましたので、ラジオを聴かせてみたりもしました。ラジオはテレビのような「視覚情報」はなく耳から入る「聴覚情報」のみに頼りますから、脳への刺激には丁度いいと思ったんです。しかし効果は出ませんでしたね。それどころか、こちらの予想を上回る速度で「認知症」が進んでいったのです。やがて脳梗塞も発症し、腎臓も悪化して入院した母は(看護師に子供扱いされる程)変わり果ててました。
それで感じたのは「認知症」という「スイッチ」が入ってしまってからでは「遅い」という事です。
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それでも「食」から対策を
私の場合、母親を含め母方の兄妹も「認知症」だったので「遺伝的要素」が怖いんです。言葉は悪いですが「認知症キャリア」って事になりますからね。それなら、いくら抵抗しても「無駄」なんでしょうか?
答えは「否」だと思います。
というか、「(認知症に)なってたまるか!」って気持ちなんですよ。わざわざ指をくわえて「認知症」になるのを待つ程「お人よし」ではありません。打てる手は徹底的に打っていこうというコンセプトですからね。せっかく「食」をテーマにしてるのですから、そこから探していきたいんですよ。
「噛む」事で(認知症を)防げないか?
スーパーの食料品売り場を見渡して、それらしい食品を見つけようと物色したんですよ。やはり歯ごたえを擁する物でないと意味がありませんし、かと言って「歯ごたえ=煎餅」では単純過ぎますからねぇ…
それらしい「候補」となるべき食材をザクッと考えると「肉、根野菜」辺りに落ち着きました。肉でも薄切りではなく「ステーキ」のような塊でないと意味無さそうですし、いくら奨励しても大量の肉を摂るには無理があります。それなら「根野菜系」がいいかも知れませんよ。あくまで私的見解ですけど、根野菜でも「牛蒡」「蓮根」がいいのではないでしょうか?
食物繊維が豊富で腸にも効果があります。決して「飲み込める食材」ではありませんので、じっくり噛んで脳に刺激を与えてくれると思うんですよ。あと果物で「リンゴ」もいいんじゃないでしょうか?昔から「医者いらず」と言われてるぐらいの優秀な果実です。
「咀嚼音」でいうなら「ボリボリ、シャリシャリ、バリバリ」系の食べ物を探してみると面白いかも知れません。
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神経質はマイナスかも?
まだまだ「面白い食材」は見つかると思いますし、レシピも考案してアップしていきたいですね。私のレシピは「安価&お手軽」ですから(笑)
スーパーに行くと、やはり「○○ケーキ」と表示されたスイーツを買ってらっしゃる「お爺さん」の姿を見かけます。酒売り場でお酒を眺めてる方もいらっしゃいますが、スイーツの人気が上回ってますよ。もちろん、何を購入されても構わないんです。ただ昔からの「煎餅」や「餅」は明らかに「噛む要素」の高いお菓子やスイーツと思うのですが、今のスイーツは「ケーキ」や「シュークリーム」のように柔らかく「噛む力」を必要としませんよね。そこに私は懸念を抱くのです。
オヤツでも「バリバリ、ボリボリ」系がいいんじゃないでしょうか?
スーパーで「かりんとう」や「芋けんぴ」を見て思ったんですよ。別にこれが「正解」という食べ物が明確になってるわけではありませんし「ボケない為にこれは〇あれは×」と神経質にならない方がいいかも知れません。矛盾した意見ですが、神経質になり過ぎる事って「ポジティブ」ではないんですよね。
まずは「ポジティブ」に対策を練っていく事だと思います。何故なら「ポジティブ」な思考は脳というCPを「シリアス」にしないからです。「シリアス」になると脳に過剰な「ストレス」が加わるように感じるのです。
結論は明るく「脳トレ」でしょうか?
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