
決して浮かれない若者
少し前の話になりますが、サッカーの「クラブW杯決勝」は燃えましたね。普通はお決まりの如く「欧州VS南米」のクラブチームによる決勝が今年は「鹿島アントラーズ」が(決勝ステージに)進出しましたからね。
そこで待ち受けてる「レアル・マドリード」は世界最強のサッカークラブチームです。凄い番狂わせで鹿島アントラーズが対戦となったわけですが、あの「鹿島の大健闘」を予想した人は稀だったと思います。私も「5点差以上つくかも?」て感じでしたからね。
そんな鹿島が「大方の予想を覆し」世界最強チームを延長戦にまで引きずったわけですから、本当に「サプライズ」な展開でした。
その鹿島アントラーズ大健闘のヒーローは何と言っても「柴崎岳選手」なのは言うまでもありません。同点ゴールに一時は逆転となるゴールまで決めて、それは「鳥肌モノ」でした。
活躍は皆さん御存知と思いますので、詳細は書きません。私がもう一つ感心したのは、あのゴールを決めても「決して浮かれてない」柴崎選手の姿だったのです。
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自分に厳しさを持つことの難しさ
考えてもみて下さい。世界中のスター選手が揃う(スーパーチーム)相手にゴールを決めて「冷静」にいられますか?
おそらく「舞い上がって」破茶減茶なパフォーマンスを繰り広げますよ。そして、余韻が以後のプレーにブレーキをかける結果に終わってたと思います。また相手もプライドに火が点いて、猛攻をかけられた恐れもあります。
つまり、あの「大健闘」は柴崎選手が決して浮かれず冷静さを保ち続けたことが大きいんです。もちろん柴崎選手だけではありませんが、私は「気持ち(心)の大切さ」を感じました。
また何故(柴崎選手を)取り上げたかと言えば、彼の持つ「ストイックさ」に以前から注目していたからなんです。失礼ながら若いサッカー選手にしては、決して派手な素振りを見せず(チャラチャラと)奇抜な格好(や髪型)をしていません。高校時代から、自分をストイックな状況に追い込み練習に没頭してきたそうです。面倒でも地道に努力を続けたからこそ、世界の名門相手に「結果を」示せたのです。
若い世代に対しては、厳しい事を書いてきました。しかし、下の世代に「上から目線」をする気は毛頭無く寧ろ「頼もしい若者」の出現を待っているのです。そんな中で柴崎選手の落ち着いた振る舞いが嬉しくもあり、頼もしく映った次第です。
自分に厳しさを求めるという事は、本当に難しい事です。またそんな厳しさを保ち続ける者こそ、社会が求める人材だと思うんです。
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尊敬される社会の構築
今の日本は「ユルユル」の緩んだ空気が蔓延しています。テレビのバラエティ番組を観れば「一目瞭然」ですよね。そして、どこか軽薄でシラケ切った空気がさらに社会を澱んだモノに覆っているのです。
そんな状況下で「少子高齢化」はますます進んでいるのです。国が追い込まれる中で、緩んだ社会に歪な人間関係が形成されています。
世代に関わらず「おかしな意味不明」の事件は後を絶たず、どこか余裕を持てずイライラしてる。それが残念ながら「今の日本の姿」なんですよ。
こんな状況下で必要な人材は「軸がぶれない」厳しさ中に優しさを持つ事が求められるのです。そういう条件を満たしてるのが「柴崎選手タイプ」なんですよね。サッカーの寸評はひとまず置いといて、芯の強さがあの若さで醸し出してるのは異例と言えますよ。
「柴崎選手と高齢化社会」を強引に結びつけるのは、些か無理がありますけど(柴崎選手のような)ハートを持つ若い世代が「少子」の中に増えたなら「高齢化社会」をきっと支えられると思うのです。
真摯に向き合い、取り組む姿勢こそが求められている現在。サッカーという競技において(姿勢を)示してくれた「柴崎選手」に私は改めて拍手を贈りたい気持ちになりました。
・日本代表がオーストラリアに勝つ為に最低限必要な準備とは?
https://positive01.com/sports/japanese-team-01/
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