
お気楽は永遠じゃない
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「結婚しない人」が男女共に増えてます。つまり生涯「未婚」でノンパートナーを通すスタイルですよね。
もちろん「結婚したくても出来ない」「縁が無い」ケースもあるので「生涯独身」における事情も様々と言えます。
また「高齢化社会」に伴い「親の介護」で自分の事まで手が回らず「婚期」を逃してしまう気の毒な現状もあるそうです。
それでも「エンジョイ組」を多く見かけるんですよね。
「結婚すると、お金と自由が無くなるっしょ」
例外があるにせよ、確かにその通りです。結婚して家庭を持つと「家族ファースト」になりますから、制限される生活に抵抗感を抱く人も少なくありません。
「自由に(お金を)遣い、好きな時に遊ぶ」
「誰にも干渉される事もない」
確かに、現在の経済事情も無関係ではないわけです。また「好む好まざる」に関わらず「面倒な事を飛ばして人生のスリム化」に走る傾向が強まってます。
所謂、開き直った「ポジティブ思考」ですよね。
しかし「今」は気楽に干渉されない人生かもしれませんが…
確実に「高齢者ゾーン」へ入る日が来るのです。
その為の心構えと準備はされてますか?
50代で独身の方は、数年後に定年を迎え、アッと言う間に「年金生活」がやって来るのです。
趣味の「競馬予想」も結構ですが、この先のシュミレーション立てた「老後予想」も大事だと思いますよ。
一人で迎える高齢化
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独身のまま高齢化を迎えて心配な事は?
ズバリ「お金」です。
先立つ物は「お金」しかありません。今から老後の生活に向けた(経済事情の)計算をしておく事が賢明と言えます。
もちろん、それぞれ収入も違いますし一律に金額を設定する事は出来ませんので「モデルケース」として(下記に)紹介します。
・定年(60歳)から平均寿命(80歳)で算定した男性の場合。
一年あたりの平均支出額 180万円
定年~寿命年齢は20年と換算する。
180万円✖20年=3,600万円
あくまで平均的な算出額ですから、個人差により変わってきますが、この支出額を賄う為の収入を算定します。
まず65歳から年金が受給されますが、厚生年金と国民年金で額も違います。
<厚生年金>
60歳まで全納したと換算しての年平均受給額は177万円になります。
受給年齢~寿命年齢を15年と換算すると。
177万円✖15年=2,655万円
<国民年金>
同じく厚生年金と同条件で算出しましたが、受給額は(厚生年金より)低い78万円になります。
78万円✖15年=1,770万円
60歳から80歳までの<収入ー支出>はマイナスになります。
しかし会社勤めの方は65歳まで嘱託で残る方が多く、自営等では定年がありませんので「純粋な収入」は上積みされると思います。
また「預貯金」や会社勤めの方には「退職金」がありますので、資金運営を誤らない限りは80歳をゴールとしても「黒字」で終わる事が出来るでしょう。
しかし、あくまで「畳の上で亡くなる」と設定した計算という事だけは覚えておいて下さい。
年金生活だけでは「赤字」という事も判明しましたので「預貯金」は必ずしておきましょう。
生活面で(経済事情が)止むを得ない場合には「生活保護申請」を受ける事も出来ます。その際は、住まれてる地域の市役所へ問い合わせて下さい。
自分で自分を介護する
ここまで書いたのは「健康状態で80歳まで生きる」と仮定した上の話です。
高齢化になると「健康で推移」する方が稀で、様々な病状が出始め「病院通い」が珍しくなくなります。
50代世代は「医療費が3割負担」になるという事を視野に入れてますか?
生活習慣病がある方は、その病状が悪化する可能性もあります。また「癌や脳梗塞」という重い疾病に罹らないとも限りません。
むしろ「リスク」は高くなります。
そして「身寄りも兄弟もいない」状態で…
「要介護」状態になったらどうします?
元気なうちはいいのです。バリバリ働き、金も時間も自分の思い通りに使える時期は瞬く間に過ぎて行く事を忘れないで下さい。
生涯独身で人生を全うするのなら、資金と健康面の準備を始めておく必要があるのです。
一人で生活出来なくなったら?
まず「市役所の介護保険課」で状況を説明し、相談を受けて下さい。
一人での生活に不安を感じたら、まず相談を受けると良いでしょう。
その際に「介護保険被保険者証」を提示して下さい。そして現在の状況を説明し、必要とあらば「介護認定」の申請へ入ると思います(同様の流れは「地域包括支援センター」でも行ってます)
※65歳になったら認定を受けることが出来ます。是非受けて下さい。
所定の申請書に必要事項を記入し、通院されてる方は担当医の「主治医意見書」も併せて提出して下さい。
申請書類を提出後「現在の健康状態」を鑑みて「要介護認定」が降ります。
「非該当(自立)」⇒「要支援1~2」⇒「要介護1~5」と区分があり、その認定の度合いによって受けられるサービスも変わってきます。
※要支援の段階で、介護施設の見学等に行かれて入居の準備をされる事をお勧めします。
正式に認定が降りてから「ケアプラン」を決める運びになりますので、紹介された「介護施設」の「ケアマネジャー」と「今後の生活設計」を決めていくのです。
※介護施設を紹介してもらう際には、ケアマネジャーに相談をすると紹介してくれます。
簡単に説明しましたが、身寄りのない状態において「老後を問題無く過ごして人生を全うする」には、介護保険制度を利用する以外に方法はありません。
知らないでは「大変な老後」が待ってますよ。
困った時に「力を貸してくれる存在」は絶対に必要なんです。
その事を念頭に置いて「独身生活」を続けて下さいね。
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