
もはや避けられない「食の化学」
私は子供の頃から「理科」が苦手なもので、理科系の話は得意じゃないんです。というわけで今回の話は読み苦しい点がある事をご了承下さい。
先日「加工食品に関する原材料の生産国表示を義務付ける」と国が発表しました。つまり加工食品に使われている肉や野菜が、例えば「アメリカ産」という様に表示することを統一するわけです。
これは、大変いい事だと思います。つまり、加工食品に関しては「あやふやな点」が多いですから少しでもクリアにされるべきでしょう。買う側にとっての選択基準が増えますから。
炭水化物について触れてきましたが、実のところ「食」における最大の懸念材料は「安全」なんですよ。
「原産国○○」と表示されるのが全てではありませんが、確かに安全性を疑いたくなるようなモラルの低い国が存在します。それらは衛生面を始め、本当に信頼出来る材料を使用しているのか?という点等です。消費者側に見えない不安を少しでも取り除くことは、食を提供する側の当然と言える義務だと思います。
しかし、それだけが全てでは無いのです。
食においても、歴史的な発展を成し遂げてきました。しかし、同時に経済性や便利性などリスク面が発生した事も確かであり、それらをクリアする為に導入されたのが、
「化学」です。
この「化学導入」が食において劇的と言っていいぐらいの効果をもたらしました。今や食において、切り離すことが出来ない存在と言えるでしょう。
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「安くて長持ち」化学の基本
「科学と化学」同じ呼び方(かがく)なんですが、随分違いますよね。前者は「広い意味での理科」を指すのに対し、後者はあくまで「人口的に物質と物質を繋ぎ合わせた」イメージがあります。ザックリ言って「フラスコと試験管」みたいな感じですよね。
これが「食」において様々な「役割」を担っているわけです。
まず「加工食品における低コスト化」が挙げられます。これは「より早く、より大量に生産を可能にする」そして「食」において最も重要である。
「旨味」を落とし込むのです。生産側にとっての「課題」を劇的に変化させることに成功し、「もう一つの食文化」が「発展」したのです。
もはや今の「食」において「化学」抜きでは語れません。生産者側にとっては消費者側のニーズに応える形で登場し、年々進化を遂げて広範囲に浸透してるわけですからね。具体例を挙げるまでもなく、様々な食品に「化学」は導入されています。
私達は「化学」を食べてるようなものですよ。
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摂り続けて大丈夫ですか?
「化学てんこ盛りの食べ物なんていらない」と言ったところで、それは不可能です。
どんなところに「化学」が入ってるかと説明しますと(商品名は省略します)
まず「化学調味料」ですね。そのまんま「化学」という名称ですから。各家庭でもありますよね。焼魚や漬物等にパッとかけませんか?さらに「インスタント食品」「レトルト食品」に「冷凍食品」「缶詰」「スナック菓子」etc…
さらにスーパー、コンビニで売られている「お惣菜」「おにぎり」「パン」などなど。キリが無いので止めます(笑)加工食品は嫌だから自分で作るとなったところで「食材」や「出汁」に使われているんですよ。
これだけ「化学浸透」の現代食ですが、問題は「安全か?」に尽きますよね。
この問題においては、いろんな意見が飛び交ってます。正直「これは大丈夫?」と不安に駆られる物も存在しますが、現状では「自己責任」に任されるしかないわけです。簡単に説明すれば「酒や煙草」と同じですよ。
「本当に安全」ではないと思います。しかし「ゼロ」には出来ない以上、自分で調節するしかないですよね。問題は摂り続けた何年後、それこそ高齢に差し掛かる頃に「認知症や難病」を患い、「化学物質の○○が原因」となる事です。
これが「自分」だけに留まらず、子や孫といった何代もの「子孫」に影響が及んでしまう可能性も秘めています。化学というのは、そういう恐ろしさも持ち得ていますので今後発展する以上に「安全性」の追及をお願いする次第です。
このテーマは、今後も追っていきたいと思います。
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