
腰痛はヒトとしての宿命なり
現代は何か便利になり、動くことを「省略」させてくれる「ツール」が増えました。反面、昔より増えた「現代病」が増えたことも確かです。
まず、誰でも高齢化へ向けて(衰えが)著しくなる箇所は「下半身」ですよね。中でも「腰部」が最も衰えやすいと思いますし、下半身の衰えは極力避けたいものです。
その腰部衰退の引き金になるのが「腰痛」と言えます。アスリートから一般人まで多種多様に襲ってくるので油断出来ません。また一度発生すると「完治」しても「再発リスク」が高いわけですよ。
動物は本来「四足歩行」とされていますが、唯一「人間だけが進化して二足歩行なんですよ。しかし、構造は「四足歩行仕様」に作られてますから「腰痛」は必然的に起こるのです。多種多様に発生するのは、本来の四足歩行で無いが上に「支店となる骨盤」に負荷が掛かっているからです。
下半身の強化は、何もアスリートだけではありません。私達も(強化をする)必要がありますし、腰痛は下半身の衰えを加速させます。従って「腰痛防止はアンチエイジング」の最たるものだと思います。
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正しく歩いてますか?
腰痛の防止は「骨盤に無理な負荷を掛けない」事が基本となります。骨盤は支点であると同時に「上半身の重さ」をも支えているのです。それ故に日頃から(無理な負荷が掛からない)訓練をする必要があります。
まず、誰でも出来る実践法は「歩き」です。実は「間違った歩き方」をしてる人が多いんですよ。
簡単に説明すると、歩く時に「足が逆八の字(つま先部が外側を向いてる)」で踏み出してる方は「間違った歩き方」をされています。
これは、踵に重心を持ってくる為に「逆八の字」になるのですが、骨盤に歪んだ負荷を掛け続けているのです。つまり、自ら腰痛への「ボディーブローを打ってる」わけです。
しかし、街で見かけると「逆八の字歩行」をされてる方は中高年の男性等を中心に多く見かけます。確かに一見楽に感じるわけですよ。
この歩き方は、ジワジワと骨盤を捻れさせてるだけでなく「姿勢」も悪くさせるんです。つまり背骨がピンと張らない状態ですね。
そこで、つま先を真っ直ぐ出すことを意識付けて歩く様に改善して下さい。これを意識し過ぎると「ファッションモデル」みたいな歩き方になりますけどね。普通に前へ踏み出すだけでいいのです。最初は違和感があると思いますが、姿勢も保て骨盤に歪んだ負荷を掛けずに済みます。
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ストレッチを欠かさずに
歩き方の「矯正」も一種に「防止策」ですし、後は入念な「ストレッチ」が効果的なんです。と言っても誰もが無理なく出来ますから、安心して下さい。
私が整骨院で教わったストレッチは簡単ですよ。画像を添付しておきますので、是非試されて下さい。
①腰に手を当て、背筋を伸ばした状態で右(もしくは左)足を後ろに伸ばし、反対側の足は前に出して曲げる。その体勢のまま腰を沈めて10数える。左右それぞれ10セット。
②左右どちらかを下にして横になり、左側が下なら右足を浮かせ、左手は伸ばして右手を下に真っ直ぐ下ろしたまま右足を屈伸する。ゆっくり息を吐きながら左右それぞれ8回×3セット。
結構シンプルに出来ますよ。腰痛防止に最適ですし、少し(腰が)重いと感じたら実践してみて下さい。自分で行う「腰治療」です。
腰痛は何度もリピートしますし、常に腰部のケアは大切と思います。腰部が発生する前に日頃からの心掛けですね。
下半身は高齢化するに伴い衰えが著しくなるのですから、今のうちに「頑丈」に作り変えておきましょう。
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