
注目されない「偉大さ」
偉そうなことを書いて、風邪を引けば元も子もありませんので「この冬」も「NO COLD」を達成するように心掛けたいですね。もちろん一年通して引かないのがベストなんで、体調管理には気をつけたいと思います。そう言えば、昔から「病は気から」という言葉があります。この言葉を「古臭い」と受け取るか「その通り」と解釈するかの違いだけでも変わってくると思います。
「第一次ダイエット」の頃、扁桃腺が化膿して一週間入院した話を紹介しましたが、自分自身「身体の抵抗力の弱さ」を痛感したんです。それで(風邪を引けば)ヤバイと身体で感じたんですよ。
以後「絶対に(風邪を)引いてはダメだ」と自己暗示みたいなのを掛けた覚えがあります。
「第一次」から体重が10キロ程度戻り、食事も普通に取り出すと風邪もポツポツ引くようになりましたから。しかし「引けば後が無い」というプレッシャーをかけてた頃は(扁桃腺で入院以後)引かなかったですね。そして「第二次」以降の5年間は、そこまで切羽詰まってませんが、無意識に「気の部分」が作用してるかも知れません。
「病は気から」における「気の定義」は本当に広い意味を持つと言えます。
今年「メジャー通算3000本安打」を達成した「イチロー選手」の凄さは、ここで書くまでもありません。ありとあらゆる形容詞が当てはまりますからね。本当に「凄い」としか言えないですよ。
イチロー選手の偉業はどれも素晴らしいのです。しかし、もう一つの「偉業」に称賛があっていいのではと思うんです。どうしても華やかな「実績」に注目されがちなんですけどね。
「イチロー選手」が殆ど「ケガや体調不良」が原因で試合を欠場した事が無い。
つまり、パーフェクトに「体調管理」を実行しているんですよ。これって凄くないですか?
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「体調管理」は真似出来る
イチロー選手はオリックスでブレイクした94年から今まで、殆ど「ケガや病気」で試合を休んだ話を聞いた事ありません。つまり、常にベストコンディションをキープして尚且つケガにも強い身体を作ってるわけなんですよ。
「ケガや病気」に強い。
実は、簡単なようで非常に難しい事だと思いますよ。イチロー選手のような超一流レベルになると、自らの体調管理に対する意識も(相当に)高いわけです。その「ストイック」さが「強い身体」を作り上げてると言えます。
イチロー選手にはなれません(当たり前)が、この「強い身体作り」を見習っていく姿勢は大切な事だと思います。「あの人は特別だから」で止めるか、少しでも「吸収出来る事は取り入れよう」と捉えるか?
私は躊躇なく後者です。
何もイチロー選手の身体作りを真似するのではないですよ。つまり(イチロー選手の)ペーストを自己流に組み入れていくのです。別に体脂肪を数%にするとか、過酷なトレーニングじゃないですよ。少しでも、自分自身を鑑みて身体作りをしていけばいいと思うのです。
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ネガティヴな言葉をプラスに
私の「風邪予防の原点」は「引いたらヤバイ」です。この言葉って「ネガティヴ」ですよね。しかし、ネガティヴこそ自分を動かす原動力と言えるんです。
言い換えれば「不安」ですよね。
不安というのはストレスに繋がりますし、それが悩みに変わります。確かに誰でも、こういう「マイナス」な要素に襲われたくないと思います。しかし、何のストレスも不安も悩みも無い人はいません。もし、全てを満たされて「何の悩みも無い人」は逆に「満たされたものを失ったら」という不安に駆られているのです。
それら「マイナス要素」を小さくするには、自分の「今」を維持するか向上させるしかないんです。
これを「健康」に当てはめると、誰でも「不健康」は嫌じゃないですか。つまり、その為に「健康を維持」する努力をするんです。ネガティヴという「底」を人は絶対に見るんですよ。そうする事によって、行動を起こすわけなんです。また、それらを見て「緊張感」をどれだけ作ってアクションを起こすか?
この「アクション」こそ、即ち「努力」を指します。
イチロー選手に戻しますと、いくら「才能」があって「技術」を磨いても「ケガや病気」で試合を欠場する機会が多いとどうなってたでしょう?
まず「今のイチロー」ではなかったと断言出来ます。
つまり、競争が激しい「勝負の世界」では「少しの弱み」を見せることが致命的になるのです。イチロー選手がブレイクしたのは入団3年目の事で、それまでは技術があるにも関わらず辛酸を舐めていたわけです。それ故に彼は「ケガや病気」で試合に出られなくなる「怖さ」を分かっていたのでしょう。
「自分のチャンスを相手に奪われる不安」
この「ネガティブ」さが、一層「強い身体作り」を邁進させたと思います。それを決して語る事は無いでしょうが。
イチロー選手の偉業は、そんな「積み重ね」の上に成り立っているのです。風邪予防の「必勝法」は、「ネガティヴ」から逆算していく事にあると言えます。
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