
余計な心配かも知れませんが
「アスリートネタ」の続きになります。昔と比べて体格は格段と良くなりました。身長も180センチなら「小柄」に振り分けられます。190センチ以上で体重も100キロ台に乗せる。これがスタンダードになりつつあります。もちろん競技によって違いはありますけどね。
もちろん「増量しない」競技もたくさん存在しますよ。格闘技系は昔からですし、近年は野球が凄くないですか?確かにアスリートもパワーで対抗するには、大型化を図らないと勝負にならない事でしょうか?
野球に関して言えば、いろんな体格の選手が集まってます。基本的に「体格間差別の無い」競技なんです。また攻守交代制ですし、常に走り回る必要がありません。
比較的「受け入れ易いスポーツ」なんですよ。それがメジャーで活躍する選手も増えWBCという国際大会の存在により(見方が)変わってきたと思います。
つまり「世界と戦う意識」ですよね。今のステージの先に見える「世界」で互角に渡り合うにはパワーを上げるしかない考えです。それが、今以上に身体を大きくする傾向へ走り出してわけですね。
確かに惚れ惚れする強靭な肉体を手に入れ、パワーで対抗出来る能力を手にすれば「目覚ましい活躍」に繋がるでしょう。
しかし、自分自身を必要以上に「大きく」しても維持出来るのか?常に鍛え続けないと錆びれてしまうリスクだけでなく、纏った筋肉が自身の負担にならないのか?
私は心配するのですよ。
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「体重増やせ」の連呼は危険
「身体大きくする=ビルドアップ」はアスリートにとって魅力的と思います。また一般でもドラッグストアに行けば「プロテイン」等の補助食品があり、身体作りの助けに一役買ってますよね。
普通に食べ過ぎで「太る」のではなく、意識的に「大きく」するのですから意味合いは違います。
科学のチカラも借りて、計画的にトレーニングを積んで食事も取る。そして必要な個所に筋肉を付けるのが、それだけパワーに渇望するわけなんです。
しかし、私はイチロー選手を見てると「極端なビルドアップは必要なのか?」と思うのです。確かにパワーは魅力ですが、シャープさを伸ばす方向もあるわけです。イチロー選手は典型的な後者ですよね。
つまり「ビルドアップの必要無し」と考えているのでしょう。もしくは「必要最小限」で留めているのだと思います。
やはり禁止薬剤は論外としても、極端なビルドアップは(身体に)負担を掛けますよ。何故ならば、内臓機能までは「ビルドアップ」されてないからです。
高校生の部活でも「一日6食、オヤツに菓子パン3個、それから合間にオニギリを食べて…」というケースも聞きます。いくら若いと言っても、急速に「ビルドアップ」し過ぎてませんか?
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引退後の「身体作り」が大切ですよ
個人的に思うのですが、パワーを付ける事に「体重増」は必要なんでしょうか?イチロー選手やテニスの「錦織圭選手」を見れば、ビルドアップしてますが、必要最小限の体重アップで済ましてますよ。
そして私が懸念するのが「リタイア(引退)後」ですよね。鍛え上げたのはいいけど「その鎧の様なボディどうするの?」と言いたいわけです。
キープすべきトレーニングを継続するのか?緩やかに減量して体重を落としていくのか?いずれにせよ「肉体の鎧」は「外すか、メンテナンスして」着続けるかしないと「余分な肉」に変わるだけなんです。
食生活も考えないと、相当なカロリーは取っていたいと思いますから一層の管理が要求されてきます。
つまり、辞めてからの「節制」が大変なんですよ。現役時代には武器となっても、あくまで本来のサイズを意図的に増量させた「不自然」な体型なんです。
もちろん彼等も「十分承知」の上でビルドアップを実行していると思いますが、くれぐれも「着けた鎧」の魔力に酔わない事を願うばかりです。
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