深酒の翌日は飲酒運転で罰則も?会社は厳しい姿勢ですよ

アルコール残ってるんですよ

先日、職場を定年で退職された方の送別会がありました。私は所用の為、参加出来なかったのですが大変盛り上がったそうです。職場には「酒豪」が揃ってますし、飲めや歌えやの大盛況で(定年退職の方を)送り出して「お開き」と相成ったそうです。

私の職場は元旦以外「稼働」してますので、休日はシフト制になってるんです。ちなみに送別会開催は土曜日だったのですが、翌日(日曜日)仕事の従業員も参加していました。

乗車勤務の従業員は、乗車前に「アルコール検知器」「体内アルコール濃度」を測定しないといけないんです。これは、飲酒運転が社会問題化して以来「企業も義務付けられている」事になっています。

 

そんな中(送別会に参加した)一人の従業員に「アルコール検知器」は冷酷な測定値を表示しました。

 

「0.2mg/L」(1リットル中0.2ミリグラム!)

 

コレって「ドえらい数値」なんですよ(驚)前日の送別会お開き時刻(午前0時)から「8時間」は経過してたのですが、アルコールがまだ体内に残っている状態を示してたわけです。

普通であれば、いくら前日に飲んでも8時間経過すると「アルコールは分解されて」体内には残っていません。もし最悪残っていたとしても「0.001mg/L」程度ですから、如何にこの「0.2mg/L」が大きいか理解頂けたでしょうか?

この従業員は、午前中運転の禁止(アルコールが完全分解されるまで)と「初犯」であり、知識が無かったという事で厳重注意処分で済みました。

しかし、一歩間違えれば重大な事態を引き起こしていたのです。

無知と油断が最たる原因だったのですが、アルコールは一晩寝たところで「消えない事実」を知らない人が多い事例と言えましたね。
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「一単位」を覚えておきましょう

アルコールは「強い弱い」に関係無く、体内から分解されるまでの時間はほぼ均等なんです。個人差は当然ありますが、極端な違いは無いと思われます。

その「分解されるまでの酒量と時間」が「一単位」として決められています。この「一単位」というのは、いろんなアルコール飲料が「4時間で分解される量」を分かりやすく表したものです。

①ビール(500ml) 中瓶1本

②酎ハイ(520ml) 350ml缶1.5本

③日本酒(180ml) 1合徳利1本

④焼酎(110ml) 0.6合

⑤ワイン(180ml)   1/4本、グラス1杯

⑥ウィスキー(60ml) ダブル1杯

上記の通りなので、是非参考にされて下さい。ちなみに缶ビール(500ml)を2本飲んだ場合は「二単位」となり、分解するまで倍の「8時間」という事になります。

また缶ビール(500ml)1本と缶酎ハイ(350ml)を1本半飲んだとしても同様です。つまり「一単位」を基本形として、異なるアルコール飲料を組み合わせても加算されるわけです。

繰り返しますが酒に強い方も、そうでない方も「一単位は同じ」なんです。これを忘れない様にして下さい。

また所謂「二日酔い状態」の時は「アルコールが体内に残ってる状態」と言えます。その際もアルコールが完全に抜け切るまで「運転はNG」です。

「飲酒量と分解時間」を正確に把握せず、ハンドルを握れば「知らない間に飲酒運転」となってますので、くれぐれもご注意を。
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「生中」をナメてはいけません

飲み会等で居酒屋に行くと、ビールを水みたいに飲む方がいますよね。だいたい「生中のジョッキ」は350ml入りますから、アッという間に2~3杯を空にする方も珍しくありません。これだけで700~1000mlのビールを飲んでるわけです。

この状態で、翌日出勤(若しくはプライベート)で朝からハンドルを握る事は何を意味するか?お分かりですよね。

「酒飲んでも、一晩寝たらOK」という事はない。

つまり「酒」ナメてはいけないんです。強いとか弱いの問題ではなく「身体にアルコールが残ってるか?」が重要なんです。

アルコールが血中に残ってるいる状態だと、脳も麻痺しているわけですから正常な判断が下せません。その状況で運転をすれば、危険極まりない故に「飲酒運転は罰せられる」のです。

「アスリート」とて、信頼を失いチームをクビになるんです。

長距離トラックの運転手も、サービスエリア内で仮眠を取る際に「寝酒」が翌日まで残ってるケースもあります。

基本的に翌日「運転する」と分かっているなら、飲酒は慎むか量を制限(一単位以内する様にすべきですね。これは「自分は酒が強い」と自覚してる方に強く申し上げる次第です。

知らぬ間に「飲酒運転」という事態は、誰にでも起こります。是非とも「一単位」を理解して、アルコールと向き合う様にして下さい。
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