
何故「男ばかり」太るのか?
「在宅ワーク」に「ステイホーム」と、2020年はコロナ禍による「インドア・ライフ」がトレンドになってしまいました。そうなると必然的に運動不足気味になり、老若男女を問わず体重増加が顕著に見られたようです。それが一括りとして「コロナ太り」と言われました。
これは明らかな運動不足とオーバーカロリーという原因がクロスしてのものです。エネルギーが燃焼しないと脂肪として身体に蓄積されるわけですから致し方ありません。
ハードな運動をする必要はありませんが、部屋に籠りっきりの生活はどうしても太ります。あくまで基本的にという注釈付きですが。
あくまで「ステイホーム」は特殊な事例です。それでも短期間ですから極端に太るという事はありませんね。
しかしながら、年齢を重ねる毎に体重は増加しやすい傾向にあります。
これは摂取した熱量(エネルギー)が、燃焼されずに体内に蓄積するリスクが高まるからです。もちろんここまでは誰でも理解してる常識的な事柄なんですが…
何故か女性より男性の方が太るんです。
もちろん女性はエステに通ったり、カロリー制限をかけて太らない様にコントロールしてる方も少なくありません。それでも皆が皆というわけではありませんし、一般的に見て男性の方が加齢と共に体型が変わってると言えますね。
有名なアスリートや芸能人を見ても一目瞭然ですよね。あれ程細かった人が、すっかりボテッと体型を変えて幻滅するケースが少なくありませんか?
まるで膨張したかの様に太ってる姿を晒してますよ。正直「何故そこまで放っておくのか?」と、切ない気持ちになる事もあるんです。
有名人はメディアに登場するが故、体型を公に晒す事になるのですが一般的にも何ら変わりません。決して女性が体型をキープしてる事はないのですが「体型膨張度」は明らかに男性の方が顕著と言えるでしょう。
この一因として考えられるのは「男性ホルモン(アンドロゲン)の低下」にあると研究結果として分かってきました。もちろん現段階として完全に解明されたわけではありません。つまり薄毛や生殖機能低下と同じように「ホルモンバランス」に何らかの影響が繋がっていると言えますね。まるで「膨張した」かの様に加齢太りを起こすのですから、これは男性ホルモンによる太り方と思っていいのではないでしょうか。
「太り出した」と感じたなら
体重増加(肥満化)は、上昇ベクトルに乗ると早いです。あっという間に10キロ増量するのも珍しくありません。一般的に言われるように「太るのは簡単でも痩せるのは難しい」わけですから、この太り出した時に極力早く増加をストップさせて体重を落とす事です。
体重増加による肥満化は糖尿病リスクの確率が上がるだけでなく、その他成人病や更に癌の発症まで高まる事が研究結果で発表されています。そして基本的にお腹から上の上半身が太ってくるので、増えた体重分を足で支えるわけです。そうなると当然(支える足の)関節が著しい負担を強いられ関節痛を発症する原因となります。
つまり、リスクだらけの身体になるわけです。従ってリスクが拡大される前に「ダイエット」が最優先となるのです。
確かにホルモンが関係してるとはいえ、やはり食生活をコントロールしない事には始まらないのです。
炭水化物(糖質)豊富な「ご当地熱愛グルメ」を「美味い!」と唸ってる食生活を続けている限り、身体は膨らみ続けるでしょう。これらをビール等のアルコールで流し込んでいれば尚更だと言えます。
再三言われてますが、炭水化物は満腹感を得る「米、小麦粉」が主流です。貴重なエネルギー源になりますし細胞を稼働させる大事な栄養素の反面、摂り過ぎると脂肪として蓄積されるのです。しかし、空腹を満たす最適な栄養素でもあるので夜にガッツリ食べて太る原因になります。後は寝るだけなのにエネルギー源を必要以上に摂るわけですから、余った分がどうなるか?は理屈として分かりますよね。
食生活でのダイエットは「炭水化物コントロール」から始めましょう。
基本的に活動前の朝食に摂る事を心掛けて下さい。もしくは昼ですが、どちらかと言えば朝食時よりは少なめが理想です。あくまで身体(細胞)を動かす為の「エナジーチャージ」という認識があれば過剰に摂る事はないでしょう。
夜は当然のことながら軽めの食事ですね。活動をしないわけですから炭水化物をわざわざ摂る必要もないのです。それでも全く食べないというストイックな事は無理ですから、基本は「翌朝までお腹にもたれない食事」を心掛けて下さい。口当たりが良く満腹感を得やすい食べ物程、糖質が多いので注意が必要です。
ご飯抜きの野菜、魚中心で玉子などのタンパク質系で揃えるわけです。肉も鶏のムネ、ささ身にして出来るだけゆっくり取る感じです。時間をかけると満腹感が回ってきますので、必要以上に空腹感に襲われる事がありませんし、どうしても「お腹に重い物」を食べたいなら豆腐が最適ですね。玉子も「ゆでたまご」にすると不思議とボリューム感が増すのでお勧めです。
いきなり「糖質断ち」するのが厳しい方には、糖質オフの食品も充実していますので「ストレスフリー」でダイエットが出来ますよ。
炭水化物を100%断つのではなく、必要最小限の量を自分の活動前に摂り最後はビタミンやミネラル、タンパク質で締めるという食生活パターンに変えればいいのです。それだけで5キロは落とせますよ。突き出たお腹も一見派手ですが、引っ込めるのも決して難しくありません。もちろん継続した上での話です。
食生活に「タイムマネージメント(時間の管理)」を落とし込み、また「何を食べたか?」という食事日記を書いていくようにすれば更にチェックを強化出来ますので(健康面も含めて)二重の効果が見込めます。
決して「ダイエットは難しい」と諦めないで、積極的に食生活の工夫に取り掛かる様にしましょう。無理に痩せようとせず、少しずつ緩い曲線を描く感じで(体重を)落としていけばいいのです。変に開き直って「食べたい物を好きなだけ食べる」という考えは絶対に止めましょう。年取ってからの肥満化は健康面での危険なリスクが一杯で、ツケは全て自分にやって来るという事だけは忘れないで下さい。
アンチエイジングに改善
敢えて名前は伏せますが、全盛期は異様なぐらい痩せてた某ミュージシャンも還暦を過ぎた今の姿を見て愕然となりました。標準体重に戻ってるならまだしも、明らかに太った体型に変貌してるわけです。他にも50代60代と連ねるに従い「痩せてた人の肥満化」が目に付く様になりました。
男性ホルモンの低下も起因してるとはいえ、加齢による健康リスクを下げる必要は全くないと思います。
また代謝を活発にする事も、こういったリスクを下げるわけですから率先して取り入れるべきでしょうね。
決して特別な事をする必要は全くありません。上記の様に食生活の管理を行い、自分の行動に積極的な負荷をかける様にしていきましょう。そして極力「ルーティン」を一日の最初に行うと行動がスムーズに運びますよ。
また自分の行動を極力「スケジュール管理」する事も大切ですね。意識的に時間を区切ると「考えて行動する」癖が付きます。食事もそうですが、行動も考えて「自分の過去未来」を随時整理していくと頭の中が活性化されます。長寿で元気な高齢者はほぼ全員が「個々のルーティン」を持ち、自分の行動を整理しています。そして食事もバランスよく偏ってません。
まとめ
※50代からの太らない、太った時を考えた生活を送るには?
①炭水化物コントロールを心掛ける。
②糖質は夕食より朝食、昼食に摂る。
③夕食はタンパク質、ビタミン、ミネラル中心の食事で固める。
④翌朝にお腹にもたれない夕食の徹底。
⑤日々の生活行動をスケジュール管理し、そこに食事日記も落とし込む。
⑥ダイエットは一気に痩せようとせず、緩やかな曲線を描く様にペース配分を考えて実行する。
➆毎日の始めに「何をするか?」とルーティンを決めておく。
⑧無理をするより、確実に実行して「自分の行動の確認」作業も同時進行で行う。
➈常に何かしらの行動で身体を動かす事を心掛ける。
⑩ダイエットはボッテリした体型になる前に行う事がベスト。
つまり「アンチエイジング」とは「ヘルシーに自己管理する」という事です。
また変な意味ではなく「色気を持つ」事が大切と思います。
「自分は格好良く生きたい」と思うだけで、日々の行動や食生活が変わってきますよ。自分の身体が膨らみ出す前に自問自答するのも悪くありません。もし膨らみ出していたとしても「これでいいのか?」と思うだけで、変えられる可能性が残っているのです。
最後に「いろんなオプション」を利用しても、それは「あり」だと思います。大切なのは自分の気持ちを切り替える事。そして、出来るだけ早く気付いてアクションを起こす事が自分を救う道に繋がっていくのです。先ずは大きく変えないで少しづつ時間を管理していく事から始めていきましょう。
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