
心のガードも最近は…
鬱病は今や「現代病」と呼べる深刻な問題ですが、その前段階になる「鬱状態」で苦しんでる人も多いのです。
実に「7人に1人」は何らかの鬱状態を抱えていると言われています。
確かに現代社会において、様々な困難があります。またそれを「生真面目に消化」しようとして無理をするわけです。そこに「前向きさ」を持って取り組んでいる間はともかく、結果として「成果が上がらない」と心が疲れてきます。
これが「鬱状態の引き金」になるのです。
また「余裕のない状況」にも関わらず、自分で自分を欺き「空元気」で振舞う。
表面的には、上手く自分を乗せる事が出来て取り繕ってる様に見えます。それで自分を乗せられると問題ありませんが、やがて心に著しい疲労感を呼びます。
人間の心は、本能的に「鬱病から守ろう」と働くのです。つまり「心をガード」し破壊されない様に動くのですが、最近はこの「ガード」も効かなくなってるのが現状なんですよ。
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鬱病に「到達」するまでに防ぐこと
「心の中(精神状態)」というのは、作業はし続けると「汚れ(ストレス)」がこびり付いてくるのです。
この「汚れ」が付いた「フィルター」を交換する必要があるのですが、ついつい忙しいからと放置していると中の「空気」が濁り始めてきます。
これが「鬱状態」なんです。
しかし、フィルターを取り替える機会を逃すケースというのが現実として多いわけで、それだけ現在は「時間に追われてる人」が急増してると言えます。
放っておくと、やがて「心の中(精神状態)」は正常に機能しなくなり「鬱病」を発症して治療が必要になってきます。
「鬱病」を発症すると完治まで時間がかかる上に、再発のリスクも付きまといます。最悪の場合は「絶望感」に覆われて自ら命を絶つケースもわけです。
従って「鬱状態」を出来るだけ早く克服する可能性があると言えます。
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「鬱状態」を克服する為に
①頑張らないこと。
「頑張る」という言葉は、時によって相手の心に突き刺さる事があります。まず「鬱状態」に陥る方は責任感の強い真面目な方が多いんです。そんな方が「頑張ってない」わけがありません。
その生真面目さ故のストレスが鬱状態に陥りやすいんです。従って「ブレーキ」が必要ですし、思い切って「頑張る状態」を外して下さい。
取り組んでいる事も、中断するか他に任せましょう。
それだけで随分楽になりますから。
②十分な睡眠を取る。
シンプルですけど、色々考えて「寝不足」の方が多いんです。睡眠不足は「鬱病」の引き金になりますので、まず寝る事です。
頑張ることを止めて、まず寝ましょう。
③リリース&リセットする。
①と少し被りますが、取り組まれてる事で足枷になり「悩みの源」になっているのならリセットして下さい。直ぐに解決出来る問題なら別ですが、出口の見えない状況なら一度離れる(リリース)すべきです。
まず「心に重荷となるべく要素」を全て取っ払った後に、ゼロから再出発するつもりでリフレッシュした方が得策ですよ。
「鬱状態」に陥るシチュエーションは人それぞれですから、何通りもあります。それ故に困難な状況を背負ってる方程、厳しいと思うのですが…
逃げていいんです。
自分を立て直すことが何よりも先決ですから、人の評価も気にする必要はありません。まずは苦しい状況から離れる(若しくは忘れる)事が大切ですので(悩んでる方は)直ぐに実行して下さい。
自分の心を「違う場所」に移す。
これだけで、随分楽になりますよ。
「鬱状態」という「鎖」は言わば「知恵の輪を外す」感じと受け取ってもらえると分かり易いかと思います。少しの発想の転換で、簡単に外れますから「余計な事を考えず」自分優先でいって下さいね。
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