
WHO発表の衝撃
「こんなにデブが多いの?」些か下品な言葉で始まりましたが、先日WHO(世界保健機構)は世界における「肥満者」の人口(糖尿病患者も含む)を公表。更に、世界各国へ向けて「加糖系清涼飲料水に20%の課税を要請」というメッセージを発信しました。つまり、世界の最高保健組織から、
「甘いものは健康を害する恐れアリ」と宣言された形になったわけです。
世界的には「5人に1人が肥満」て、考えたら恐ろしい数字ですから「加糖清涼飲料水」がもはや「煙草、アルコール飲料」に追随する存在になってるわけなんです。もちろん、全ての清涼飲料水を否定する気はありませんが、確かに(肥満や糖尿病の)温床になってる事は間違いないと思います。
いろんな清涼飲料水がありますが、課税されるのは致し方ないかもしれません。それくらい「糖分」は多く含まれていますし、これぞ「化学」が入り込んでますからね。
何気なく飲む「缶コーヒー」の原材料表示を確認してみれば分かります。コーヒーは「コーヒー豆」「ミルク」「砂糖」だけじゃないですか?一般的にこれだけのはずですよ。それなのに知らないカタカナ表記の成分がいろいろ入ってるわけです。おまけに「糖分の量」も半端ではないんです。普通のショート缶ですら驚くぐらいの「砂糖」が入ってます。微糖でも普段砂糖を入れて飲まれる量より多いんですよ。
海外で売られてる缶コーヒーは、更に「甘い」です。私が実際に購入しましたけど、350ミリ缶の一口飲んだだけで「砂糖」の味しかしない凄まじい甘さでした。砂糖の中にコーヒーが存在するような感じでしたね。とっさに「危険」を感じましたから。
缶コーヒーで、この「レベル」なんです。炭酸系や果汁系などの清涼飲料水になれば、更に糖分が多い事を察知して貰えると思います。
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甘い物には「罠」がある
現在はいろんな「ダイエット法」が紹介されています。本当に「これでもか」てぐらいありますし、内容も様々です。中には疑問符が付くのも存在しますが、唯一共通していることがあります。
「甘い物(糖分)NO」です。
つまり、いろんなダイエットの観点から見ても「甘いものはダメ」ということです。これだけは全くブレてませんからね。それだけ「糖分」は「太る要素」があるんです。最近ダイエットの敵にされている「炭水化物」も摂取すれば「糖質(糖分)」に変わるから「太る」と見なされてるんです。
清涼飲料水だけでなく、スィーツ類、菓子類に果実も含め「甘い物」は太る要素があると認識して下さい。太るのが嫌で甘い物も断ちたくないのなら、それだけの「カロリー消費」に努めるべきです。
しかし、甘いものは口当たりが良くて決して不快なテイストではないですよね。
それはよく分かります。スーパーへ行けばお爺さんが「甘~いケーキ」を買い物カゴに入れられてますし、止められない魔力があるんです。また「辛党」で甘い物は苦手と仰る方も、結局はアルコール類には「糖分」が入ってますからね。
つまり「甘い魔力」に多くの方が虜になってるわけです。過剰に摂り続けるとどんな「罠」にはまるのか?分かってはいるけど、逃れることが出来ないんですよ。
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「甘い物絶ち」は出来るか?
糖尿病などで医師からの制限を受けない限り、なかなか(甘い物や糖分を)絶つ事は難しいと思います。しかし、量を減らす事は可能です。
煙草を止めるにしても、いきなり「ゼロ」は苦しいだけじゃないですか。また無理矢理ゼロにすると却って「反動」が出て厄介なんですよ。ですから徐々に「下げていく要領」で訓練する感じがベストですね。
「もう食べられない」と悲観的に縛るのはNGです。まずは「味覚を慣らす」事から始めて下さい。清涼飲料水をよく飲まれる方は「スポーツドリンク」に変えていきましょう。もちろんスポーツドリンクも糖分は入ってますけど、ジュース類より遥かにマシです。缶コーヒーをよく飲まれる方は「微糖」に変えて飲む回数を減らす。いきなり「ブラック」が厳しい方は、家や喫茶店でコーヒーを飲む際、ミルクだけの砂糖抜きでチャレンジして下さい。つまり「甘さのハードル」を出来るだけ下げるんです。
スィーツを食べるなら、半分に減らす。そして極力夕食後は食べない。あと「メンタルトレ」ではないですが、「これは毒だ!」と自己暗示をかけるんです。意外と効果ありますよ。時間のある方はスイーツがどれだけ「栄養学に不向き」な食べ物か調べてなられるのもいいかと思いますね。自分の頭の中に、理屈として「甘い物不要」とインプットしてみると食べるのを躊躇しますから。
コーヒーに話を戻しますが、ズバリ「美味しい本物のコーヒー」をブラックで飲んでみて下さい。本当に美味しいですし、砂糖やミルクを入れて飲むのが絶対に勿体ないと思いますからね。つまり「ブラックコーヒーが苦くて不味い」と思ってる方は缶コーヒーのブラックで「不味いテイスト」をインプットされてるからなんです。
甘い物絶ちの基本は「素材そのもののテイストを知る」に尽きますね。
スィーツをゼロにしなくてもいいんです、少しずつ日常の常飲常食の癖を変えていくだけでかなりの「糖分摂取」を抑えることが可能ですよ。ダイエットを2回成功させた「元デブ」が言うのですから間違いありません。
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