
最も避けたいことは?
高齢者ゾーンに入ると、様々な健康リスクが高まります。その中でも「腰痛や関節痛」等の骨筋肉系と「認知症」が上位に挙げられます。
一見繋がらないのですが、所謂「自覚ある症状と無い症状」という対極に位置するものですよね。癌や心臓病、脳卒中等の怖いリスクもありますが、もっと前段階に警戒しますからね。
その中でも「認知症」が最も避けたいわけです。
何故なら「自分を失う」からです。
生きているのに、脳がシャットダウンされたままという状態ですから。どれだけ迷惑をかけても自覚がありません。痛いも痒いも分からなくなってきます。
言葉は悪いですが「生きていながら死んでる」状態と言えなくもありません。
どうしても、加齢を伴い脳も衰えます。ある程度の健忘は仕方ないとしても「認知症」は是が非でも避けたいものですし、避ける為の有効な方法は無いでしょうか?
それが分かれば、世界的に画期的な発見で「ノーベル賞」ものですよね。
残念ながら「これ!」という明確な手段はありません。それでも、何の工夫もしない生活を続けるよりは何かしら施す方がいいに決まってます。
そこで「認知症」防止の提言を書いてみました。
スポンサーリンク
食と脳トレで防止を目指す
①野菜、茸類、青魚系を取る
これは現在、よく言われてますが「オメガ3」の油ですよね。脳が「錆び付く事を防ぐ」効果を持ち、油では「荏胡麻油」「オリーブ油」「ココナッツオイル」が御三家と言われてます。
それから「イワシ、サバ」等の所謂「青魚系」ですよね。これらにも「オメガ3」が含まれてますので、率先して食べていきましょう。
野菜では「葱」に含まれる「アリシン」がビタミンB1の吸収を助け、脳に栄養を送り込むのに一役買ってるそうです。また茸類でも「ヤマブシタケ」は神経細胞成長因子の促進を促す「ヘリセノン、エリナシン」を含んでます。
早い話が「脳」にいい食材なんです。
インスタント系は控えめに。
完全なNGには出来ない程、化学は食生活に溶け込んでいます。それでも、極力控える様に努めていきましょう。もちろん「ジャンクフード」も最小限に。
②少し脳に「しんどい思い」を。
「脳トレ」と聞いても何となく「面倒臭い」と感じませんか?
もちろん「パズル」とか、脳を鍛えるにおいて最適なアイテムは存在します。
しかし…
三日坊主で終わる可能性も高いんです。
「脳トレ」は「日常生活に溶け込んだもの」がベストと思います。
これは私が実践してるのですが「夕食の献立を書き出して残しておく」事なんです。
よく「認知テスト」で「3日前の夕食の献立は?」とか試しますよね。決してテストではないのですが、PCの表に献立を書き出しておくと「次の献立」を決めるのに迷わなくなるんです。
夕食の献立を考える手間を省くことが目的で作ったわけですが、同時に「過去のメニュー」も以前より覚え込む様になりましたから、自然と「脳トレ」になってるわけですよ。
他には昔から言われてますが…
「算盤(ソロバン)」です。
頭と指先を使いますから、脳の刺激には最高の効果を発揮すると思いますよ。
電卓を使うところは「ソロバン」に変えてみては如何でしょうか?
スポンサーリンク
使える機能は最後まで使いましょう
「認知症」というのは「単体の病名」ではなく「アルツハイマー病」等の認知機能が衰える病気の「総称」を指します。
従って「認知症」という病名はありません。
予防に努めても「遺伝的に発症する」ケースがありますし、バリバリ働き盛りの方も「若年性アルツハイマー病」を発症する事例から、その原因は極めて掴み辛いのが実情なんです。
働き盛りの方は「脳をハードに使ってる」わけですからね。
また予防に努めても「遺伝」でアルツハイマー病に罹るとどうしようもありません。
では「予防なんて、やるだけ無駄」でしょうか?
それは違います。
確かに不可効力の原因から「認知症」となるケースがあります。
しかし、あくまで身体の機能は(脳に限らず)絶えず動かす必要があるのです。それが体内の細胞を活性化させますし、結果「認知症リスク」を下げる事に繋がるわけです。
つまり高齢化による「身体の劣化」を遅らせる「アンチエイジング」に繋がるわけですから、予防は欠かさない「啓発活動」と言えますね。
残念ながら「認知症」にパーフェクトな予防は存在しません。
それでも「確率の高い」方向性に進むべきですし、敢えて奨励したいと思う次第です。
スポンサーリンク