
「仕事が趣味」って何?
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暑い日が続きますが、やはり夏は「バテ」に注意しないといけませんね。無理し過ぎると頭も身体もオーバーヒートに繋がりますから。
とにかく「暑い日は水分補給を」を。
これが鉄則です。黙っていても体内の水分は蒸発するわけですから、常に補給体制を忘れずに過ごしていきましょう。
話は変わりますが、先日テレビで「リーズナブルな価格」で行ける「豪華客船」のクルージング(の様子)を放送してました。ご覧になられた方も多いと思います。
7泊8日の旅で「約10万円」ですから、かなり庶民的な船の旅ですよ。
その中で、ある乗客のインタビューで答えてた言葉が印象的でした。
「今まで仕事仕事の生活だったけど、そんな日がいかに無駄だったか分かったよ」
家族と船旅を満喫する光景は、心底楽しそうな表情をしてました。
「楽しまなきゃ!」
そう言って豪快に笑ってましたが、今「楽しんでる」方って少なくないですか?
それどころか…
「趣味は仕事」と言わんばかりに、毎日朝早くから夜遅くまで休みも取らず働く人の多いこと。
逆に質問したいですね。
「何が楽しいんですか?」と。
ここまでの「ワーカホリック(仕事中毒)」には、危険な現象が起こるリスクが高いのです。
バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)
責任感が強く「仕事」に追われ、まるで自分の人生を注いでいるかの如く働いてる人に陥りやすい「落とし穴」と言えます。
「仕事は趣味」にしてはいけないのです。
過剰な「やる気」の恐ろしさ
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バーンアウト症候群とは?
今まで人の何倍も仕事に打ち込んでた人が、まるで別人の様に「無気力状態」に陥ってしまう「一種の心因性反応」の事です。
バイタリティに溢れて、目に障る程「仕事をしまくってた」人が突然…
虚ろな表情で何も手を付けない「やる気無し」人間に豹変するわけです。
溌剌と行動してた人が無気力になり、高血圧や睡眠障害等の表情が表れ、酷い場合は「鬱病」に至る事があります。
この場合の「バイタリティ溢れる」状態は即ち「躁状態」とも言えるのです。
普通は「適度な休養や睡眠」そして「リフレッシュ」を挟みながら仕事(或いは作業)に打ち込むものなんです。
それらを全て「無視して仕事」に打ち込み「責任も受け入れる」事は、既に「危険な兆候」が出ているサインとも受け取れますよね。
統計的には「管理職クラス」の人に多く見られる事が証明されています。つまり、責任感という重圧に対抗すべく「過剰なバイタリティ」を発揮した矢先に発症するわけです。
性格的には、以下のタイプが要注意
・やる気満々で理想が高い。
・猛烈に何でも取り込む。
・頼まれた仕事(用事)は断らない。
・常に目標を高く持っている。
上記のタイプは企業側にとって「理想的」と受け取れませんか?
ひと言で示すなら「出世するタイプ」です。
それだけに期待もされ、上司からも部下からも全幅の信頼を寄せられます。
目標を達成する為には「全てを犠牲」にしてまで邁進し、ひたすらに突き進んで行くわけです。
しかし、それらを突き動かす原動力がいつの間にか「自分の限界」を超えてしまっているのです。そして「超えた先」には「躁状態」という踏み入れてはいけない「レッドゾーン」に入り込んでいるのです。
やがて「沸点」に到達した「自分の心」は「オーバーヒート状態」を起こし、火災を発生させていると言えます。
その「火災が鎮火」した時…
「バーンアウト症候群」を発症し、別人に変わり果てているのです。
燃え尽きを避ける為
バーンアウト症候群を発症したら?
・速やかに「クリニック」での受診をお勧めします。
症状が軽ければ、休養を取ってリフレッシュする方法が最適と思います。食生活の改善や睡眠を十分に取ると改善されると思います。
しかし「バーンアウト症候群」は極論すれば「躁鬱病」に近い症状の「鬱状態」と言えます。また「精神疾患」の領域に入ると、最早医療機関の手を借りる以外に方法はないのです。
躊躇なく診療を受けて下さい。
そして「予防」です。
これは、周囲もチェックする必要が求められます。
まず「レッドゾーン」に突入するまでに「ブレーキ」をかける事が急務ですので、速やかに「休養(休暇)」を与えて下さい。
そして「自分の意志」で休養を取る事は皆無ですので、周囲が配慮して取らせる様にしましょう。
また「自分自身」に自覚があるのなら「家族」に率直な意見を述べてもらい「勇気ある休養」を必ず取って下さい。
共通する点として、これらの方は「仕事と私生活の境界線」が曖昧になってる事が挙げられます。
従って(仕事と私生活を)完全に分離出来る環境作りを整えていく事が重要です。
「バーンアウト症候群」は「個の力」が強く働き過ぎるが故に発症する「心のトラブル」とも言えます。
現在のサラリーマン社会では、多くの「予備軍」が存在するとも言われてます。
燃え尽きない為の「最大の予防策」
それは、何でも自分自身で責任を負わず周囲に助けを求める姿勢を持つ事です。
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