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「眠ること」は大切なんです
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「安眠生活」を送ってますか?
夏の暑い時期に突入し、タダでさえ寝苦しい夜が続くと疲れが取れなくなってきます。そして日中の暑さに「食欲」も減退し、体力はますます低下するわけです。
これが毎年の「夏パターン」ですよね。つまり「夏の苦しみ」の最たるものは「睡眠が不十分」な事にあるんです。暑さ故に「眠れない」「熟睡出来ない」という日が続くことで体力が削がれ、身体の疲労も回復出来なくなるのです。
それだけ「睡眠」というのは日々の生活において「重要な役割」を担ってると言えます。
一方で、季節関係無く「睡眠」は取れてるのに「疲れが取れない」「眠い」「すぐに居眠りをしてしまう」「倦怠感が酷い」等の症状に陥る人が増えているのをご存知ですか?
「いくら眠っても眠い」
こういう方は「睡眠時無呼吸症候群」を疑ってみて下さい。
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)
よく聞く言葉だと思うのですが、睡眠中に10秒以上の「気道の空気の流れが止まった状態(無呼吸)」が「一晩(約7時間)に10回以上、若しくは1時間に5回以上」繰り返す症状を指します。
「睡眠」とは、脳と身体を休息させる為に必要なものであり、その日の活動における疲れを取る役割があるのです。しかし「無呼吸状態」が繰り返される事により、身体中の酸素が減少する為(身体は酸素を補おうと)活動を続けるわけです。
つまり「眠っているのに身体は起きている」状態ですから「24時間フル活動」してるのと同じなんです
従って「疲れる」「怠い」「眠い」「集中力が出ない」等といった症状が付きまとうわけですね。
こんな状態で仕事をしていても限界があります。まず「体力」が待ちませんし、眠ってないのと同じですから「居眠り」を頻繁にするわけです。会議中に「ウトウト」して叱られるのは、まだ可愛い方かも知れません。信用を失う可能性がありますが…
何かしらの「作業中」あるいは「車運転中」に「ウトウト」来る事もあるんです。こうなると「取り返しのつかない事故」に発展しますから、決して軽く扱うべき病気ではありません。
心当たりのある方、若しくは現在「睡眠時無呼吸症候群」で悩んでる方は真摯に向き合い「改善していく様に」取り組んでいきましょう。
睡眠時無呼吸症候群の原因と陥りやすい人
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・睡眠時無呼吸症候群の(睡眠中の)特徴
①いびきをかく。
②いびきが止まり、再び大きないびきをかく。
③呼吸が止まる。
④寝汗をかく。
基本的に大きな「いびき」ですね。一緒に寝てる人にとっては「眠れない大音響」ですから、たまったものではありません。しかし、寝てる本人は疲れが取れるどころか「ますます疲労を蓄積してる」だけなんです。
睡眠時無呼吸症候群に陥るのは、どのようなタイプ?
・太っている
・煙草や酒が好き。
・生活習慣病を抱えている。
・首が太い(若しくは短い)そして首周りに脂肪が付いている。
・下顎が小さい。
・歯並びが悪い。
・舌や舌の付け根が大きい。
基本的に「太った男性」が陥るイメージがあります。しかし、後述しますが「構造上の問題」で決して太った人だけではないのです。従って「痩せてる人」や「女性」でも睡眠時無呼吸症候群の方は存在します。
睡眠時無呼吸症候群の要因は?
①閉塞性睡眠時無呼吸タイプ
圧倒的に、このタイプなんです。つまり首や喉回りが脂肪の付き過ぎで肥大したり、同時に舌根や口蓋垂も喉の上気道を狭める状態を指します。また骨格が小さい程、上気道を狭めるので急激に「肥満体型」になった方等は警戒しないといけません。つまり「外的に」睡眠時無呼吸症候群に陥りやすいのは、首や喉の周りに「贅肉を付けてる」方や顎が短かくて顔も「尖ってない」方になります。
②中枢性睡眠時無呼吸タイプ
睡眠時無呼吸症候群には稀なケースなのですが、脳から指令が出て無呼吸状態に陥る事です。
前述しましたが、睡眠時無呼吸症候群は「喉の上気道を狭める状態により、無呼吸状態が続く」事なんです。そのリスクとして「喉の周りに脂肪を付け過ぎない」点が挙げられます。また女性には「ホルモンのバランス」が原因になる場合もあります。
あくまで、身体の構造により引き起こされる症状なんですよ。
また「生活習慣」も大きく左右されます。
飲酒は筋肉を弛めますので、深酒の後はとくに「首周りや喉の筋肉」の弛みに注意しないといけないんです。つまり弛んだ状態で睡眠に入りますので「無呼吸」に陥りやすくなります。
生活習慣病を抱えてる方は「カロリー過多」で、肥満体型で高血圧の方が多いですから「必然的に」リスクが上がっていきます。決して「睡眠時無呼吸症候群だから生活習慣病を発症した」というわけではありません。
生活習慣病の方は、それだけ多くのリスクを抱えてしまうと表現する方が正しいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群からの脱出法は
①まずは「ダイエット」する。
喉や首周りに付いた脂肪を取ることですから、とにかくダイエットに励みましょう。この症状は身体の構造上が最も大きい原因になりますから、少しでも標準体重に近づける様に努めて下さい。
②生活習慣を整える。
飲酒や煙草、それに高カロリーな食事を繰り返す事は「肥満と筋肉の弛み」に繋がります。キッチリした生活習慣を送る事が①にも繋がりますで「節制」をする様に心掛けていきましょう。
③耳鼻咽喉科にて、診察を受ける。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の様な症状がある方は「口呼吸中心」になります。結果、咽頭が狭くなり上気道を狭める事に繋がるケースがありますので、相談を兼ねた耳鼻咽喉科での受診をお勧めします。
④CPAP(シーパップ)療法。
これは「睡眠時無呼吸症候群」の代表的な治療法です。睡眠時における無呼吸を防ぐ為に「CPAP装置」から空気を送り、気道を開いておきます。専用のチューブを取り付けるので、個人差による違和感もあります。しかし、最も効果的な治療法と言われてます。医療保険制度で「CPAP装置」はレンタルが可能ですので、専門の医療機関にて相談されては如何でしょうか。
⑤その他。
顎の矯正に「マウスピース」の着用や、口蓋垂の肥大が原因の場合は「外科手術」を行う場合があります。
「睡眠時無呼吸症候群」は「不眠状態が続く」事と同じですから、高血圧や心臓疾患におけるリスクが高まります。更に「生活習慣病」を抱えてる方も「二重」に負担が掛かってきますので(早い段階での)治療を行う必要があるのです。
決して年齢と関係する病気ではありません。あくまで身体の構造的な要素が大きいのですが、最近では「痩せ型」や「女性」という「これまで少数」だった方が増えているそうです。
本人は「睡眠を取ってる」自覚があるので「病気の意識」が希薄と思います。また「いびき」など、指摘する人が居ないと気づきませんし、医療機関へ行かれる方も少ないわけです。
この病気が怖いのは「眠ってない状態」が故に「二次的被害」が発生する事と言えます。
決して日常生活を無理しないで、自分自身が「睡眠時無呼吸症候群」の症状に該当すると感じた場合はまずは医療機関で相談を受けて下さい。まずは「耳鼻咽喉科」へ行ってもらい、状況に応じて別の医療機関を紹介してくれますから、専門の治療で一日も早い回復を目指してください。
「眠れない辛さ」との決別を目指しましょう。
いくら眠っても「疲れ」と「眠気」が取れず、最近急激に「太った」と自覚のある方は「耳鼻咽喉科」での受診をお勧めします。
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