
本能に逆らう為に起きる弊害
私は冬が大の苦手なんですよ。何と言っても「寒い」のが最大の理由ですけどね。肌も荒れますし、掌や指先もカサカサのパキパキ状態に見舞われ「ハンドクリーム」が必須アイテムになります。
また冬は「日照時間が短い」のが特徴で、やたらと「暗い」わけなんですよ。朝起きたら、寒さと暗さの洗礼が待ってます。夕方も早々に太陽が沈み、あっと言う間に訪れる毎日。
これは「活動状況」を減退させるわけです。体内の「アドレナリン」が活発にならないんでしょうね。そして、家に帰って風呂へ入り温まると「睡魔」も予想以上に早く襲ってきます。
「冬眠」というのが、昆虫や爬虫類にありますし、哺乳類でも熊が行います。もちろん人間は冬眠をしませんが、それに近い状態に陥ってると思います。
つまり「冬眠」という本来持ってる「本能に逆らって」過ごしていると思うんです。従って「OFF」にすべきスイッチが「ON」になったまま生活を送っているから(調子が)出ないわけですね。
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寒い時期は心もやられます
「休まないといけない時期」に無理矢理活動すると仮定すれば(テンションが)上がらなくなる状態に合点がいきます。
冬は、寒いだけではなく「眠らないといけない本能」の上ですから「不安定」なんですよ。そんな状況での活動は「心身のバランス」が崩れやすくなるのです。
肉体的になら「風邪」などもそうですね。菌が繁殖しやすい状況であるにしろ、身体の抵抗が弱まってる素地があります。また心もこの時期は「折れやすい」わけですね。
つまり「鬱病」という厄介な存在です。
冬場は環境的な事も含め、前述の通り「ネガティブな要素」に覆われてますから「心のダメージ」は想像以上に響くのです。
また鬱病は周囲に理解者がいないと、ますます「深みにハマる」危険性を備えているので、決して軽く見てはいけないと思います。無理に明るく振舞ってる方は特に危ないですね。
一度「鬱病」と診断されると「予後良好(完治)」には時間がかかりますし、最悪な場合は社会復帰すら困難になります。
決して甘く見ないことが大切ですし、また自分自身を追い込まないことです。
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冬の鬱病を避ける為に
まず「冬眠中」という自覚を持つことですね。無理に「空元気」な振る舞いは取らない方がいいと思います。元気が出なくて当然の時期なんですから、自然に逆らわず日々を過ごすことが大切です。
睡眠は出来るだけしっかり取り、リラックスする「ツール」を利用して下さい。例えば「音楽を聴く」「映画を観る」等、気分転換を積極的に図ることは重要です。
晴天の時は、出来るだけ外出して「太陽」を浴びて下さい。明るい光というのは、この時期貴重ですからね。体内のアドレナリンを分泌させる効果があると思います。
そして、疲れた時は無理しないことです。鬱病は心身共に無理をした反動から来ることが多いので、決して(心身共に)疲れさせない様にして下さい。
最後に「鬱っぽい」と感じたら家族、友人等信頼出来る人に「話を聞いてもらう」ことです。身近に居ない時は、恐れずに「神経科の受診」をお勧めします。医師に愚痴でも聞いてもらう感覚でいいと思いますよ。
冬はこれからが本番です。四季の中で最も期間が長いですし、いろいろ注意しながら決して無理をしないでお過ごし下さい。
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