
あなたはコンビニを選びますか?
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2020年のコンビニ業界は、ある種変革を迎えた感がありました。消費税増税は勿論の事ですが、それ以外にスマホ決済の導入や一部店舗の無人支払いシステムの設置。そして当たり前と思ってた24時間営業を取り止める店舗も出てきました。便利な反面、消費者側に「選択肢の考えを持たせる様にシフトしてきた」と思えなくもありません。
「何でもかんでもコンビニ任せでいいじゃん」という時代ではなくなりました。
また「コンビニはどこも一緒」という考えも通用しない時代へと変わってくると思われます。
百貨店、スーパー、コンビニという市場が存在する中でコンビニの役割は大きくなってますし利用価値も上がっているのです。
百貨店は商品の質を追求し、スーパーは商品の価格を追求。そしてコンビニは商品の便利さを追求して成立している存在である事に違いありません。もちろん、それ一辺倒ではなく「質と価格」「価格に質」を織り交ぜて消費者を引き付けてきたのが「百貨店とスーパー」です。そしてコンビニは便利さに「サービスと商品」を織り交ぜてる特異な存在と言えるでしょう。
個人的にコンビニはよく利用しますし、利用者も従来の若い世代から高齢者需要も増える一方と言えます。
「遠くのスーパーに行くなら近くのコンビニ」
移動する事が辛い高齢者がそう考えても不思議ではありません。スーパーのように大量に買い込んでレジで精算する高齢者の姿をよく見かけます。
コンビニ需要が高まるにつれ「統一した内容」と高を括る時代ではなくなりました。先に書いた「選択肢」にある様にこれからは「どこも一緒」ではなくて「コンビニならここ」と、消費者側が判定基準を独自に設ける時代に入ってきたと思います。
離れてない場所に違うコンビニがあれば、どちらに入りますか?
「とりあえずコンビニに拘らず気分次第で入る」という考えが、今後は「コンビニならここ」というブランドで選ぶ時代に入ってくるのではないでしょうか?
しかし、漠然としただけでは特徴も掴み辛いかも知れません。今回は大手三社のコンビニを検証していきたいと思います。従ってどこのコンビニが良いというのではなく、それぞれの特徴を知った上で「入るならここ」と決めたり「使い分け」をカスタマイズするのもアリではないでしょうか。
コンビニを検証する
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①セブンイレブン
業界最大手のコンビニです。ポイントカードを持たない代わりにnanacoカードという電子マネーを発行しているのが特徴です。オリジナル商品の多さも豊富で最先端のアイデアを出してヒットさせる発想が抜きん出てます。
※ポジティヴ(^o^)
①種類が断トツに豊富で工夫を凝らした物が多い。
➁冷凍食品の中でもコロッケのレベルが高い。
③スイーツなら和菓子がお勧め。
④食品から雑貨まで圧倒的にオリジナル商品が多い。
➄セブン銀行の設置で電子マネーチャージが簡単便利。
⑥nanacoカードという専用電子マネーで買い物が便利且つポイントを貯められる。
⑦コンビニの中でも斬新なアイデアを真っ先に導入する冒険心が強い。
※ネガティヴ(・.・;)
①オリジナル商品のレベルは高いが、本来のメーカー商品が手に入らないケースも。
②オリジナル商品は多いが、以外にも100均商品のアイテムは少ない。
③オリジナルのアイテム商品のシリーズが終わってる場合がある。
④セブンペイの不正アクセスによるサービス廃止。
⑤営業時間短縮問題の勃発。
②ファミリーマート
最近ではファミペイという独自のスマホ決済サービスを導入し、積極的に勧めています。ホットスナックやフラッペを始めとしたファストフード的な要素に力を入れてるのが特徴です。また従来のTポイントとの連携に加え、DポイントやRポイントのサービスが始まりました。
※ポジティヴ(^o^)
①ホットスナックが充実している。
②ライザップと提携した糖質カットの商品が揃っている。
③焼き菓子のレベルが高い。
④駐車場の広い店舗が多い。
⑤ファミペイと各種ポイントとの提携が広がりサービスも拡大。
※ネガティヴ(・.・;)
①無印良品との提携解消。
②月ごとの購入額でポイント付与が変わるランキング制度の廃止。
③オリジナル商品がやや乏しい。
④店舗が集中している地域を見かける反面、殆ど見かけない地域もある。
③ローソン
一時は三大コンビニの中での位置付けが低迷してましたが、かなり盛り上げてきました。基本的にコンビニの中でも保守的な印象でしたが、最近はオリジナル商品の開発が秀悦です。さらにポイントからくるサービスも充実しているので根強い人気を取り囲んでいます。
※ポジティヴ(^o^)
①ウチカフェシリーズ(スイーツ等)の充実が群を抜いている。
②リラックマやスヌーピー等のキャラクター景品をスタンプを集めてゲットするキャンペーンがヒット。
③バスチー(チーズケーキ)が大ヒット。
④定期的にボーナスポイントを付与する商品を置く事が消費者に受けている。
⑤糖質カット商品を積極的に取り入れている。
※ネガティヴ(・.・;)
①品数の少ない店舗が多い。
②チケットや商品、サービスの受け取りに端末機ロッピーを操作する必要があるので慣れない人が少なくない。
③人気商品が店内に置いてなくてガッカリするケースも。
④オリジナルスタンプ付与対象商品と対象でない商品の見分けがつきにくい。
以上、ザクッとですが三大コンビニの長所、短所を挙げて比較してみました。あくまで主観ですし店舗によって相違はあります。また店長の方針により商品の仕入れ方針も変わってくるので一概に決めつけられません。それでも上記のピックアップで、ほぼ大まかな傾向は分かって頂けると思います。少なくとも「どこも一緒」という先入観を持つ事は無くなるのではないでしょうか。
より濃く付き合っていく為に
日常会話でも「コンビニ」は頻繁に出てきます。職場や学校、それぞれ共有しているコンビニから個人的に利用回数の多いコンビニまで様々です。そんな中で「どこのコンビニがベストか?」という絞り込んだという話題に発展し、やがて口コミで拡散される情報が個々に入ってくるのです。
基本的に食料品を購入するならスーパーが値段も安くベストだと思います。野菜や肉、魚の生鮮食品が揃ってますし、生活における基本形はスーパーといえるでしょう。
しかし、スーパーはあくまで「夕食に備える」という立ち位置なんです。
コンビニは「朝食、昼食」をメインとし、夜は「夕食のフォロー」「夜食」等を取り込む存在なんです。そしてスーパーや量販店の届かない範囲を拾い上げる機能や情報の最先端を担う存在ですので、位置付けは決して軽くありません。
その中でサービスが激化しているわけですから、個々に「自分の合ったコンビニを選ぶ」事は決して間違った話ではありませんよね。
コンビニ各社も消費者へのアプローチを均一化している事はありません。それぞれが「オリジナル色」を出しているので、どこを選ぶかは個々に委ねられるのです。もちろん絶対に「どこのコンビニしか行かない」という頑固さは出さないまでも「基本的に入るならここ」と、特化した考えでチョイスする時代ではないでしょうか。
各コンビニを比べてみるのも楽しいですが、コンビニの定番化を決めるとより良く(同じコンビニを)理解する事に繋がります。またサービス等の情報も早く知ることが出来るので「マイ・コンビニ」を持つ事は一層の充実を図れると思います。
そして、これからのコンビニは今以上に機能が多様化していくと思われます。また生活の情報発信基地としての存在として「決まったコンビニ」を持つ事は、多様化に対応する為の簡易化を図れるのです。比較的に「最先端に弱い世代」向けとしての対抗策として奨励したいですね。
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