
オリンピックに浮かれてられない?
スポンサーリンク
「2020年は大変な年になるぞ!」という声を聞いた事がありますか?言わずと知れた「東京オリンピック開催」で国内が最高潮を迎える年です。間違いなく盛り上がり、海外から多くの人が押し寄せ「五輪需要」も受けるわけです。例年以上にインバウンドが溢れかえり、賑わいも相当なレベルに達すると思われます。何せ「56年振り」に夏季オリンピックが日本で開催されるのですから…
それが何故「大変な年」になるのでしょうか?
まず「2020年問題」という重大な局面が待ち構えているからです。
2020年問題って?
世代ごとの人口分布のばらつきが表面化する事による転換期を迎える等の理由で起こる諸問題(知恵蔵より抜粋)
これだけでは意味が通りにくいと思われますが、まず言われているのは「人口層の多い団塊の世代(第一次ベビーブームに当たる1947~49年生まれ)」のジュニア世代(第二次ベビーブーム)が企業における管理職に就く事により賃金の水準がピークを迎えるとされています。人口層の多い世代が役職に就けば、賃金以外にも(役職に就けない)溢れた「一般社員留まり」も多くなりますし、賃金高騰化を抑えるが故に「非正社員雇用の増加」が発生します。
少子化だから「就職の間口が広がるのでは?」という見込みが、年齢層による歪みで狭まってくるわけです。
さらに少子高齢化が進む事による「空き家率増加」が「不動産価格の低下」を招き、地価下落の流れは止まらなくなります。オリンピック需要による建設ラッシュも、結局は「空き家マンションの山」を生むだけの徒労に終わりかねません。
需要と供給の構造が徐々に崩れるわけですね。表向きの「好景気喧伝」の裏では深刻な状況が進んでると言わざるを得ません。そして、少子化による労働力不足を「外国人」に頼るシフトに切り替える方向へ国も認めました。
生活においては2019年秋に導入される消費税アップ(8%から10%)です。
オリンピックに向けて「景気上向き」な状況も、例外なく「急降下」します。そして上記に説明した様々な理由も挙げられ、発展した「IT化の波」が皮肉な事に「人間を必要としない職種」を増やす結果を招くわけです。
団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」も控え、決して「オリンピック」で浮かれてる状況ではありませんよね。もはや「スポーツの大きな大会」によって恩恵は期待出来ない時代と言えるのです。
まず自分に出来る事を
スポンサーリンク
「2020年問題」は教育面でも変換期「センター試験の廃止による新テスト導入」を迎えます。経済や生活も含め、新元号が本格的に始動するにあたり「30年振りの変化」に対応することが求められるでしょう。つまり「平成初期」に発生した(激変に近い)混乱が待ち受けてると思われます。
30年前と決定的に違うのは「頂点から奈落への凋落(30年前)」と「危機的な状況を解決出来ぬまま、危険な状況を迎える(2020年問題)」点です。
30年前と対比して微妙なニュアンスになりますが、バブル崩壊に直面した頃(30年前)は「絶頂期」に浮かれてる状況からの「転落」でした。
「2020年問題」は決して「転落」ではありません。つまり、始めから問題を抱えた状況で悪いなりの経験値を備えてるわけですし、ネガティヴに捉えず問題に対峙していけば乗り切れると思うのです。従って「バブル崩壊」による「平成初期」ほどの混乱は起こらないと踏んでいます。
それでも「サバイバル」的に社会は試練を与えてくるので楽観出来る状況ではありません。何よりも平成初期と違うのは「経済的体力」が著しく削がれている事です。従って対策は早めに取らないと瀕死の状態における状況ですからダメージが大きいと言えます。
対策と言っても既に問題は進行しているわけです。大まかに挙げれば①就職②職場内待遇③生活④教育になりますね。分野を分けましたが「如何に安心した毎日を過ごせるか?」が全てと思われます。
悪戯に危機を煽る記事も見かけますが、先ずは自分の足元を見つめる事が重要だと思います。そして冷静に状況を見極めた上で「今自分達に出来る事」に着手するのです。決して慌てるべきではありませんし、冷静に判断をしながら舵を切っていく姿勢を取る様にしていきましょう。
新時代の荒波を乗り切るには
偏に「2020年問題」を解決出来る対策は見つけられません。結論づけて書かせてもらうと、簡単な問題とは言い難いからです。しかし、敢えて言いたいのは「何もしないより、何かしないと突破出来ない」という事です。苦しい局面は少しでもアドバンテージを稼いでいく事を(鉄則とした考えを)持つようにして下さい。
大切な事は「情報に振り回されない」で、局面を理解する冷静さですね。
2020年になれば「IT化の浸透により無くなる職種が増える」と言われてますが、いきなり無くなる事はありません。仮に無くなるとしてもシフトは徐々に変えていくわけですから、まず「自分の仕事の流れを読む」行動を取っていきましょう。それに、いくら科学や技術が発展しても「人間のアナログ的な目」は簡単に捨てられる事はありません。また「仕事が無くなる」対価として、別の業務を企業側も用意すると思われます。
高齢者増による「地下の下落」も予想出来る範疇ですよね。つまり、予め出来るだけ「無駄な過剰投資」を控える事が可能になるわけですから、大きなリスクを背負う事態は避けられます。投資をされる方なら先行きの見通しは不可欠ですし、違った局面を見出して新しい脈を見つける行動に移すでしょう。
その為には「自分の生活における特化事項」にフォーカスを当てる様にして下さい。
危機感を煽っているキーワードは「選択肢の減少」になると思います。いろんな方面で門戸が狭まれるわけですから、見方を変える事が不可欠ですよね。つまり「王道が歩めない」からこそ危機が発生するのです。こんな時は、抜け道を見出す努力が求められます。
例えば、車を運転していて渋滞に巻き込まれる事は多々あります。
圧倒的に混雑するのは、高速道路や国道等の幹線道路ですよね。
つまり「みんなが利用する道路」なんです。
そんな状況に置かれた時、渋滞の中で苦しむより「抜け道」を通って少しでも時間短縮で潜り抜ける方法を選択しますよね。また「如何に抜け道を知っておくか」が賢明な考えと言えるのです。そして「抜け道」とは「誰も気付いていない道」でもあるわけです。
結論から述べると「2020年問題」に対抗しうるべき方法は「情報を自分で探す」に尽きるのではないでしょうか?
生活においては嫌が上でも「厳しい状況」から逃れられません。遡れば、平成から「消費税」が導入されました。元号を挟んで10%にまで上がりますが、収入以上に物価が上昇する中でも乗り切っているのです。
これは「需要と供給」のバランスを決して崩さない方法が流通のメソッドに取り入れられているからです。その都度「シフトチェンジ」してると言えませんか?
バブル期には当たり前だった「贅沢品や高級品」が今や影を潜め、それに代わる「庶民的なブランド」が最先端に立ちました。一昔前は「そんな安物」と見られてた物が「ブランド」に確立されてるわけですから、決して悲観する必要は無いと思います。
先の事は読めませんが、確実に「時代と共に流れ」も動きます。その為にも情報吸収だけは怠らない様にしていきましょう。最も大切なのは「如何に臨機応変に行動するか?」なんです。確かに楽な時代ではありませんが、ポジティヴに捉えてオーガナイズした生き方を貫いていきましょう。
(合わせてお読みください)
2019年のGWは長いぞ!今から慌てない為に心掛ける準備はこれ。
スポンサーリンク