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全くピンとこない西洋の秋祭り
そもそも何やねん?
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秋になると「カボチャ」と「オレンジ色」が目立ってきませんか?食料品や小物のグッズ等にもデザインされて店頭に並びますから、嫌でも視界に飛び込んでくるのです。スーパーやコンビニは「これでもか」とアイテムを並べてくる、このイベント…
「ハロウィン」ですよね。
若い世代や子供には「お祭り」で楽しいかも知れませんが、私達の中高年世代には…
「ハロウィンって、何やねん?」
実際に「ハロウィンを説明して」と言われて、説明出来ますか?
せいぜい「カボチャが出てくるアメリカの祭り」と答えるのが精一杯だと思います。
いろんなハロウィンアイテムも、とくに欲しくありませんし、そもそも興味がありませんからね。いくら周りが「ハロウィン」と盛り上がったところで…
「本当に楽しいんかよ?」
中高年にとって「懐疑的なイベント」なんですが、せめて知識として「ハロウィン」がどういうものか知っておいて損は無いと思います。
いつから日本で広まったの?
世間的には「クリスマス」に次ぐイベントにしようとする動きのある「ハロウィン」ですが、とりあえず「秋の風物詩」としての立ち位置は確保してますよね。
日本では1970年代にキディランドが「関連グッズ」を販売を開始したそうで、意外と?古いんです。また同じく80年代には「ハロウィンパレード」を開催したりと、グッズの販売促進を兼ねてイベントを実施した歴史があるのですが、本格的に広まり出したのは90年代に入ってからと言えます。
90年代の後半に入り、東京ディズニーランドが本格的にイベントを開催した事により全国に広まっていきました。そして菓子メーカーも「ハロウィン関連商品」を販売し始めていく様になったのです。
現在では「ハロウィン」という存在が認知され、現在ではSNSを利用した各地イベントも展開されています。
テレビのニュースにもイベントが取り上げられる事が多くなり、私達も「ハロウィン」というイベントを意識する様になってはきましたが…
日本人の約8割は「関心が無い」という状態であり、中高年に限らず(認知度以上に)関心の低さが顕著に表れてるのが実情と言えます。
What’s Halloween?
ハロウィンの由来は?
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毎年10月31日に行われる「ケルト人を起源とする」秋の収穫祭の事です。
「ハロウィン(Halloween)」の語源は「All Hallow’s Even」の短縮形で「諸聖人の祝日前夜」という意味です。
また「悪霊」などを追い出す意味合いもあり「大きなカボチャ」をくりぬいて「目や鼻、口」を型取った守り神(ジャックオーランタン)を飾ります。そして、子供達が「仮装」して家の近所を回り「お菓子」をもらうのが風習となりました。
日本で言うところの「節分」に似てますよね。五穀豊穣と家内安全を願うが故に始まったと言えますし「洋の東西を問わず」昔から人々の(暮らしの)願いは共通していたという事でしょうか。
日本では「ジャックオーランタン」を形取ったグッズやイラストの入ったアイテムが(期間限定で)発売され、若者を中心とした仮装パーティーや前出で紹介したパレードが行われます。
カボチャや仮装する意味は?
基本的に「魔除け」です。悪霊を遠ざける為に「ジャックオーランタン」を家に飾り、仮装して近所を回るのも全て「厄払い的」な意味合いがあるわけです。
その「仮装」が発展して「パーティー」や「パレード」に重きを置いた一大イベントになってるのが、現在の「ハロウィン」の形態という事です。ちなみにクリスマスの様な「キリスト教」が関係する宗教的な要素は無く、むしろ否定的に捉えられてるそうです。
また「世界的なイベント」でも無く、主に「英語圏の国」でのみ広まってるのが現状です。これはハロウィンがカトリック教会の「諸聖人の日(11月1日)」の前日(10月31日)が旧暦の「11月1日」と重なる事が理由とされています。それに対してプロテスタント信者の多い「非英語圏の国」は、全く(ハロウィンを)取り入れてません。宗教的行事ではありませんが、微妙なニュアンスが含まれているのですね。
ハロウィンは文化として定着するか?
何故、日本で人気がないの?
中高年だけでなく「ハロウィン」って、ピンと来ないんですよね。アイテムやお菓子は分かりますが、それだけですし子供達も「パーティー」を率先して行いたいとは思いません。むしろ「マニアック」な扱いと言えます。
前述の通り、日本でも約8割の人が無関心と示してる通り「祭り」としては、まだまだクリスマスの域には達してません。本音としては「無理矢理盛り上げてる」というニュアンスがどうしても抜けきれないわけです。
まず「盛り上がらない理由」として、秋に行われるという点が挙げられます。つまり、日本においても「秋祭り」真っ只中ですし、各地で行われる「秋祭り」の方が圧倒的に関心が高いわけです。収穫祭となれば、日本の秋祭りの方が圧倒的に強い意味合いを持ちますよね。そんな中で単なる「仮装パーティー」を行う事に人々が夢中になるとは考え辛いと言えないでしょうか?
現状ではテーマパークのイベント等で楽しむぐらいですね。若者の仮装パーティーもどこか冷めた目で見つめてる方が多いですから、まだまだ日本は「仮装文化」が定着してないと思います。
ハロウィンをジャパンテイストに
ハロウィンが盛り上がらないところに「日本風の味付け」がされてない点があります。
つまり「仮装パーティー」と「カボチャ」だけで、アイテムや食品も種類は豊富でもインパクトに欠けるのです。
これらを打開するには「和テイスト」を盛り込んだハロウィンに組み替えてはどうでしょうか?
例えば..
①ハロウィンに「どら焼き」を食べる風習を流行らす。
②ハロウィンナイトには「すき焼き」を食べる。
③ハロウィンに「ベートーヴェン第九」に匹敵する合唱会を開催する。
あくまで私案ですけど、節分に巻き寿司を強引に結び付けて成功しましたし、クリスマスにしろバレンタインでも日本人は「自己流」に改良してイベントを成功させてきました。まだまだハロウィンには改良の余地があって、決して受け入れられないイベントではないのです。
「カレーライス」は決して「インド料理」ではなく、日本流にアレンジして誕生した「和食」ですよね。また「ラーメン」を「中国料理」と思って店に入る人も少ないでしょう。
それと、同じ様に「日本人」はあくまで「和テイスト」に改良して受け入れる文化・風習があるのです。従ってまだまだ「ハロウィン」は伸びていくイベントだと言えますし、決して中高年不向きでないと思います。
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