
「名物に旨い物なし」は本当か?
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ご当地グルメがブームですが、基本的に「現地で食べる」「お土産に購入する」に分けられると思われます。いずれにせよその土地の特産品は「町興し、村興し」のムーブメントに繋がりますから、貴重な戦力と言えるのです。従って「たかが食べ物」という軽い扱いをすると、今後において痛い跳ね返りが待っていると思います。
北海道から沖縄まで、数多くの「ご当地グルメ」「特産品」がありますから、それらを一挙公開する事は不可能です。
それぞれの個人的な好みがありますし、例えば「○○県のご当地グルメ」と紹介しても異論は必ず出るわけです。
しかしながら…
「名物に旨い物なし」という言葉が昔からありますよね。
「期待したわりには、その土地の名物料理やお土産も美味しくない」という格言の事です。
確かに「旅行みやげ」でもらう「饅頭やクッキーの詰め合わせ」も、直ぐに飽きてきますし「とりあえず旅行へ行った形だけ」の証と言えなくもありません。つまり付き合い上の延長という存在ですよね。
また「行列の出来る○○店」という地元グルメにしても、外食チェーンが研究を重ねて似た感じの料理を提供すれば「本物より格落ち」と分かっていながら、そちらに靡く傾向があるのです。
「たかが○○を食べる為に、わざわざ遠方まで行く必要ある?」
また、正直なところ「味覚」はある程度のコントロールで変化する傾向にあるのです。従って美味しい物への欲求というものは自分自身でセーブする事が可能と言えます。
それでも「土地の名物」という存在は、過疎化に悩む地方にとって「カンフル剤」的な役割を果たすわけです。また町興しや村興しに一役買ってくれるのですから「名物に旨い物なし」と言われようとも貴重な存在として重宝されています。
全てを汲み取る事は不可能ですが、やはり「名物は旨い」と思います。
「旨くない」のは「観光客向けの手抜き商品」や「元々美味しくないけど大袈裟に伝えた商品」を掴まされていると言えなくもありません。
やはり「名物」は、その土地と訪れる人とを繋ぐ「アイテム」と思います。もちろん「これは絶対食べておきたい」と、興味をそそる「逸品」が多いわけですから是非一度は巡り合いたいですよね。そして感動の共有をする事で町興しや村興しに発展していくのです。
名産品をピックアップ
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料理からお菓子まで「特産品や名産品」には、思わず唸る逸品が多数存在します。しかし、例えば「ラーメン」というキーワードで絞っても様々ですからね。もちろん好みもありますし「お菓子」と特化しても「饅頭」から「煎餅」果ては「クッキー」や「ケーキ」と多いわけです。そして「定番商品」もあれば「隠れた逸品」と、その角度は無数と言っても過言ではありません。
それでも、今回は敢えて思いつくままに挙げてみました。
ただし「魚介類、肉類、野菜、果物等の生鮮食品」は除外します。あくまで調理や加工をした特産品で絞っていこうと思います。
また「47都道府県全て」も無理なので「何故○○県がないのか!」という抗議も受けかねます。理想的には全県をフェアな形で取り上げたいのですが、敢えて印象度の点で絞らせて頂きました。
土産なら、この一品(銘菓)
・白い恋人(北海道)
・気になるリンゴ(青森県)
・かもめの玉子(岩手県)
・ぴーなっつ最中(千葉県)
・焼きまんじゅう(群馬県)
・まるごとみかん大福(石川県)
・鬼饅頭(愛知県)
・みたらし団子(大阪府)
・塩見饅頭(兵庫県)
・母恵夢(愛媛県)
・源氏巻(島根県)
・カステラ(長崎県)
・きんつば(鹿児島県)
47都道府県の中からチョイスしたので、まだまだ銘菓はあります。決して記載してない都道府県がダメというわけでありませんのでご了承ください。
強いて言えば「お手軽に喜ばれる外れ無し」というカテゴリーに属しますね。もちろん「一度は食べたい」銘菓とプッシュ出来るものばかりです。
有名どころでは「白い恋人」ですよね。言わずと知れたチョコレートをサンドしてあるラングドシャクッキーですが、価格はリーズナブルな上に土産として手軽に購入出来ます。そして必ず喜ばれる「お土産の優等生」と言える逸品です。もちろん「自分用」にもガッツリ購入する点も大きいわけです。これは「母恵夢」「かもめの玉子」にも共通する事だと思います。
「気になるリンゴ」「まるごとみかん大福」は贅沢感が漂う、少しリッチな雰囲気な土産として最高です。もちろん土産だけでなく自分用として絶対に外せない逸品ではないでしょうか?
長崎県の「カステラ」は全く捻りが無いと思われそうですが、同じカステラでも「福砂屋のカステラ」を特化して勧めたいわけです。カステラと言えば福砂屋というぐらい「お土産には最適」のカステラですし、他のどのケーキにも負けない「ジャパニーズ・ケーキ」と言えるでしょうね。
これらはよくテレビで紹介されるような銘菓には無い、普通のポピュラーな存在として支えてる逸品だと思います。決して凝り固まった発想ではなくシンプルにご当地の特徴を醸し出してあるので(土産としても)喜ばれるのだと思います。そして「THE・定番」と呼べるからこそ、皆に愛されるわけです。
B級グルメは過疎を救う?
人口減少による過疎化の波は広がる一方です。人口が少なくなるという事は、自治体の経済力も低下を辿るわけで決して健全ではありません。これからの日本を考えると深刻過ぎる問題なのです。また都市型の自治体であっても郊外に出た途端「ポツンと一軒家」状態の寂れた地域へ変貌してるケースも珍しくありません。つまるところ「過疎化は対岸の火事」では無くなってきているのが現状と言えるでしょう。
※人口が減少している都道府県(上位10)
①秋田県
②青森県
③岩手県
④和歌山県
⑤高知県
⑥山形県
⑦長崎県
⑧徳島県
➈福島県
⑩新潟県
※人口の少ない都道府県(上位10)
①鳥取県
②島根県
③高知県
④徳島県
⑤福井県
⑥山梨県
⑦佐賀県
⑧和歌山県
➈香川県
⑩秋田県
ザクッと二項目で拾い上げました。上記の中で「人口減少が激しく且つ人口の少ない県」は「高知県・和歌山県・秋田県・徳島県」がそれぞれ10位以内で、粗っぽく表現すれば「過疎進行度」の高い都道府県となります。
冒頭のタイトルで「死ぬまでに食べておきたい」と書きましたが、それならば「過疎地のB級グルメや特産品」にフォーカスする事で(過疎地を)盛り上げに繋げたいと考えたわけです。
過疎と言えば「寒い地域」を連想するぐらいに、住むには自然環境が厳しい地域が真っ先に挙げられるわけです。しかし「和歌山県・高知県」という気候温暖な地域の人口減少が際立ってる点は見過ごせません。
人口減少の一因として「アクセス網の悪さ」があります。とくに「和歌山県」は「大阪府」と隣接する県でありながら、他の隣接県と比べても突出しているのです。
確かに「大阪からでも遠い」という声は聞きます。
中には「和歌山は陸の孤島」と、言い切る人までいるのです。
確かに和歌山市でも大阪から1時間ぐらいかかりますし、中心が山間部になってる関係上(南部への)アクセスが非常に悪い点は否めません。それでも不自由さを感じる事はありませんし、何よりも「B級グルメや特産品の宝庫」と呼べるハイレベルさを誇っているのです。
それでは和歌山県のB級グルメ、特産品を紹介しましょう。
※和歌山県のご当地グルメ、特産品
・梅干し
・和歌山ラーメン
・金山寺味噌
・胡麻豆腐
・和歌浦煎餅
・みかん
・マグロ
・クジラ
・なんば焼(蒲鉾)
・湯浅醬油
これ以外にもスィーツは目白押しに存在しますし、魚介類ではシラスが絶品です。さらにフルーツは「有田ミカン」が有名ですが、何と「キーウィ」も作ってますし「二十世紀梨」も以前頂いたことがあります。他の品種に比べて酸味が強く敬遠する人もいる「二十世紀梨」ですが、和歌山産のは…
超甘くて感動しました(笑)
今回は和歌山に特化して、少し紹介させてもらいましたが「過疎地を救う」のは「遊ぶ、食べる」を前面にPRして他県からの人を呼び込む事だと思います。もちろん各自治体が努力して「住みやすい町」にカスタマイズして相乗効果を呼んだ先に(町も)息を吹き返すのではないでしょうか?和歌山産の梨を一度でも食べられた事に感謝しながら思った次第です。
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