古市ってどこ?百舌鳥古市古墳群で有名もイマイチ地味な古市のお勧め探索法。

ライバルは仁徳天皇陵?

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大阪府にとって悲願とも言える「世界遺産登録」「百舌鳥古市古墳群」が選ばれました。その道のりは決して平坦ではなく、諦めムードも蔓延していた中での快挙に関係者の地道な努力が報われた気がします。2025年の万博開催と並び「大阪にとって明るい話題」ですし、世界遺産登録ともなれば「日本人としての誇り」を国民で分かち合える嬉しいニュースと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、世間一般に発信された(ニュースの)内容と言えば…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仁徳天皇陵、遂に世界遺産へ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この一点張りなんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知の通り「日本最大級の前方後円墳」として、その名を知られています。社会の授業でも習いましたし、そのインパクトは絶大なものと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「前方後円墳」は誰でも知ってる超有名な古墳の形ですが、逆に言えば「歴史通」でない限り「仁徳天皇陵」以外の「前方後円墳」を知ってる人って少ないわけなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり「前方後円墳=仁徳天皇陵」という図式ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

従って「百舌鳥古市古墳群を観に行く」となっても、つまりのところ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仁徳天皇陵を観に行く」という事に収まるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また古墳はお墓ですから一般公開をしてませんし、近くから見ても「小山か雑木林にしか見えない」わけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁徳天皇陵が存在する堺市は、市役所の展望台から(仁徳天皇陵が)一望出来るので「世界遺産見学」もドンドン公示すれば観光客を呼び込めるでしょう。つまりビギナーや外国人の集客が大いに見込めるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆が観たいのは「前方後円墳の全体像」なんです。一昔前の鍵穴の様な形をした広大な古墳の事ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも「日本最大の仁徳天皇陵」が古墳群においてのスタンダードですから、おそらく他の「○○天皇陵」と言われてもビギナーには浸透しないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉は悪いですが、今回の古墳群においても「仁徳天皇陵あっての」と言わざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

従って「百舌鳥古市古墳群」における集客度は(仁徳天皇陵が存在する)堺市の一人勝ちになる可能性が高いと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪府堺市、藤井寺市、羽曳野市にまたがり「百舌鳥エリア」「古市エリア」に分けられていますが、このままでは(仁徳天皇陵の)「百舌鳥エリア」だけに集中する懸念があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかく「非願成就」の世界遺産登録を果たしたわけですから、ここは「百舌鳥古市古墳群」としての「古市エリア」も大いに盛り上げていく必要があると思います。あくまでも「ライバルは仁徳天皇陵」と言えるだけの強気な姿勢で「古市」をアナウンスするべきでしょうね。

「古市」って知ってます?

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「世界遺産」を観光地として町興しの材料に直結すれば言うことがないのですが、必ずしもそうなるとは限りません。以前から(観光地としての)機能してる自治体ならいざ知らず、一般的にスイッチを(観光地に)切り替える事はなかなか厳しいと思われます。率先した活動を以前から行っていれば別ですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決して観光地としての賑わいはなくても、世界遺産登録は誇れる財産ですから「その町を訪れる」事は有意義と思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「百舌鳥古市古墳群」に話を戻しますが、どうしても「地味なパート」として扱われている「古市地区」をここで紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古市ってどこ?

 

 

 

 

大阪府の南東部に位置する羽曳野市にあります。大阪市内からは電車(近鉄南大阪線)で約20分程度で尽きますし、車でも南阪奈道羽曳野で降りると直ぐなのでアクセスも悪くありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その羽曳野市の中心部が「古市」であり、比較的のどかな印象が漂った町と言えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電車でも車でも訪れやすいと思うのですが、駐車場の数が一般の観光地レベルではないので個人的には電車の方をお勧めしたいです(経路も複雑ではありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古墳群を探索するには?

 

 

 

 

 

いろんな場所に点在してますから、これは「レンタサイクル」がベストです。古市駅前には何ヶ所か駐輪場があり、そこではレンタサイクルも扱っているので大変便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、古市駅に隣接する駅前広場には「観光案内所」が設置されています。そこでは各古墳についてのアクセスやパンフレットがありますし、古墳群巡りに関するあらゆる総合案内を承ってるので訪問の際には是非活用される事をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古墳群の他には誉田八幡宮、道明寺天満宮(藤井寺市)等の神社が有名です。道明寺天満宮は梅林が有名なので、2月頃に訪問された時は足を延ばして見物されてはどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的に古市周辺は「サイクリングコース」として絶好のロケーションを誇ってます。古墳や神社以外では近くに石川という南河内地域をながれる河川があり、河川敷のサイクルロードは充実しているので活用すると更に足を伸ばせますよ。大阪府内にしては大変自然に恵まれてる点が印象に残りましたね。決して「百舌鳥エリア」に引けを取らないと思いました。

古市探索あれこれ

「古市」へのアクセスを整理しますと、電車の場合「天王寺(大阪メトロ若しくはJR)駅」下車で近鉄線の「阿部野橋」に移動(天王寺駅と阿部野橋駅は隣接しています)して「河内長野行」「吉野行」「橿原神宮前行」等の行き先列車に乗車で向かいます。基本的に「古市駅」は近鉄南大阪線の中継点になってますので、どの行き先列車に乗っても問題ありません(但し、藤井寺止まりの列車が①②ホームから出るので避けて下さい。誤って乗車した場合は藤井寺駅で乗り換えれば大丈夫です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駅前はスーパーやファーストフードの店が存在しますが、至って普通の駅前ですね。巨大なショッピングモールもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また「古市へ行けば、これを食え」という様な特別なグルメも知る限りは無いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常に行列が絶えないという様な店もありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし地場産業は発達してるので特産品は多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代表格が「イチジク」「ブドウ」ですね。羽曳野市は「つぶたん」というブドウをあしらったキャラクターを出してる程ですし、イチジクやブドウの加工品が道の駅やスーパーで販売してます。とくに「イチジクジャム」は甘さも控えめでお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古市だけで物足りないと思ってる方には、少し足を伸ばして隣の「富田林市」に寄られてみてはどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

富田林は「寺内町」が全国的にも有名ですので、観光を主力に捉えるなら(富田林が)向いてるかも知れません。場所も古市駅から二つ先(富田林駅)ですし、寺内町も駅から近いのでアクセスとしては比較的行きやすいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史的建造物に触れてみる機会としてはお勧めですし、グルメとしてエビ芋を使用した「富田林コロッケ」が有名なので(観光で)楽しめると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古墳群に話を戻しますと、羽曳野市に隣接する太子町には「近つ飛鳥博物館」があります。ここは充実した資料や展示物が揃ってますし、是非訪れて頂きたい施設ですね。先に立ち寄ってから古墳巡りをした方が、より一層(古墳群に関する)臨場感が伝わってくると思いますよ。

 

 

 

近つ飛鳥博物館HP

 

 

 

 

 

 

簡単に「古市エリア」を紹介しましたが、決して「百舌鳥エリア」に引けを取らないというのが結論です。歴史の旅は派手でなくてもいいと思います。それよりも、より静かでかっての佇まいを感じさせる街並みの中を探索する方が「当時の光景」を(自分のの中で)目覚めさせてくれると感じました。

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