「秋の味覚」の掘り出し物を検証

松茸は「ジャンクフード」か?

台風や秋雨前線というゲンナリした日々が過ぎ去れば、いよいよ気候は秋へとシフトしていきます。秋は「○○の秋」と言われるように、アクティヴな季節なんですよね。それだけ一年を通して最も過ごしやすいのが秋と思います。

そして、食に関しても「グルメな季節」と言えます。まず「夏」という暑く食欲の落ちる季節から脱却出来ますし、どうしても夏の食べ物は(一年を通して)ランク下なんですよ。それが、秋になると過ごしやすくなり行動的になった上に「美味しい食べ物」がゾロゾロと出てきます。そして「秋限定」の食材が一層グレードを高めているのです。スーパーでそんな食材を見るのは一種の楽しみですからね。

しかし「手が出ない眺めるだけ」の食材があります。

言わずと知れた「松茸」ですね。

これだけは手が出せないです(苦笑)外国産なら奮発すると買えなくもないですが、どうせなら国産の方がいいじゃないですか?香りも全然違いますしね。ただ「松茸を食べた」という自己満足に浸るなら外国産でもいいと思いますけど、私は自分の経済力を鑑みて(松茸は)断念せざるを得ないです。

という事で、10年は松茸を頂いてませんが、ふと思ったんですよね。

「松茸」って栄養あるの?

高価な松茸ですが、テイストより香りばかりに集中して栄養の話なんか全く出てこないと思いませんか?とくに食べないとダメという事も言われませんからね。むしろ同じ茸類なら「椎茸」の方が栄養(ミネラル、食物繊維が豊富で低カロリー)を謳われますから。確かに茸ですし何かしらの栄養はあると思いますけど、松茸に関しては「ジャンクフードじゃないの?」と買えない僻みから言ってしまうわけですよ。
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秋の味覚は秋刀魚とが制す

秋の味覚を挙げてみますと「松茸・秋刀魚・栗・柿・梨・みかん・銀杏」となりますか。あくまでザクッと思いついたまま書きましたけどね。他にも「さつまいも・米・鮭」等もあるそうです。インパクトだけなら前述の「松茸」ですね。秋になると店頭に値段の強烈さと共に庶民へ溜息をつかしてくれる存在です(笑)それでも「秋の顔」と言えるでしょう。

私は「栗」ですかね。それほど食べないんですけど、インパクトは松茸と双璧と思います。以下「柿・梨・みかん」と果実類です。あの「緑色のみかん」を見ると「秋」を実感します。こういう好みは人それぞれ違うでしょうが、このブログは「栄養学を探究する」ですから(笑)美味しさを追求するだけではテーマから離れますので、身体にいい「秋の味覚」にフォーカスしていきたいと思います。

純粋に「身体にいい」のなら断然「秋刀魚」でしょう。DHAにビタミン、カルシウム、鉄分等がありますし。焼いて食べる際にはスダチを搾ったり、大根おろしをかけますから敵無しの高栄養ですよね。

もう一方なら「柿」ですね。カリウム、ビタミンA、Cにタンニン等が含まれてます。タイトルは忘れましたが、昔何かの本で「果物の王様」と紹介されてたのを覚えています。

好みは様々でも、栄養を落とし込むと「秋刀魚と柿」が断トツでしょう。私も大好きです。値段も松茸を買う事に比べたらリーズナブルですからね。ただし、こんな事を紹介したところでは何の「捻り」もありませんので、もっと突っ込んだ路線で考えてみたいと思います。
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渋い名脇役「銀杏」

秋の味覚で決して主役に輝くことはありません。しかし、常に「強い存在感」を保ってるのが「銀杏」です。

まず「主役になれない」のは「メイン」の料理に使われるケースが少ない事(茶わん蒸しの具材か串刺し焼いたのが焼き魚の付け添えに出る等)が挙げられますね。もちろんレシピを検索すればゴマンと出てきますよ。それでも地味ですし、食べなくても松茸に比べると「どうでもいい」存在にされてますよね。また「食べ過ぎは中毒になる危険性がある」と書かれれば、脇役じゃなくて「悪役」に祀り上げられてしまいそうです。

けど、銀杏の栄養を考えた事ありますか?

実は「薬用」に利用されるぐらい(栄養価が)高いんです。ビタミン、ミネラル、カリウムを含んででおり、これは無視すべき食材ではありませんよね。食べ過ぎると中毒を起こすと言われてるのは、それだけ「効能が高い」という事でしょう。従って、注意さえ守れば銀杏は「優れモノ」なんですよ。独特の臭いもあり、決して子供向きの食材とは言い難いですが私は小学生の頃「銀杏拾い」に燃えてましたから(笑)

決して「主役」にはなれない分、いろんな料理のアクセントで使えるメリットがあるわけです。味は決してクセがあるわけでは無いので、どんな料理にも抵抗なく入っていけますからね。あの「手が出ない松茸」にもマッチングします(笑)

子供の頃は銀杏の木が多く、銀杏拾いが出来たのですが最近は見かける事も少ないですね。それが少し残念な気がするのですが、あの殻を剥いて出てくる実が鮮やかな緑色で結構感動しましたよ。

少しは「銀杏」を見直して「秋の味覚」の一品に加えるのもお勧めですよ。
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