
健康食の代表ですよ
「納豆」食べられますか?私は毎日ではありませんが、週に3回ぐらいは食べてますね。最近のタイプは「匂いが少なく」食べやすいですし(昔ながらのクラシックスタイル納豆を望む声も多いですが)やはり「栄養価値」の高い食べ物と言えます。
納豆には「血液をサラサラにする成分」が含まれていて、脳梗塞や心筋梗塞等の「血管系疾病」の予防に優れているんです。つまり、血管内を「掃除する作用」と言えば分かりやすいでしょうか?血管内に「塊」が出来る(血栓)事が、血液の流れを滞らせて重篤な疾病を引き起こすわけです。とくに年齢が高くなるにつれて、血管という「ホース」も汚れが目立ち劣化も進んでくるのでしょうね。
その「劣化」を防ぐ作用を持つと言われる食材が「納豆」なんですよ。この納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という成分に、血栓を溶かす効果があるそうです。
もちろん、納豆は薬品ではありませんので「健康補助」的な働きを持つ食品と思います。40代を過ぎてからの年齢の方には、とくに率先して取って欲しい食材と言えますね。
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本物を食べても効果ないのですか?
納豆だけでなく、「梅干し」や「ニンニク」も健康面においての優良な食材ですよね。その効果も様々なんですが、これらをベースにした「健康食品」も存在します。粒状になっていて、飲みやすいし「手軽に栄養を摂る事が出来る」というわけです。私の知り合いが「ニンニク」の錠剤を愛用してますが「効果はある」そうです。
確かに「薬みたいに一日○粒」を飲み続けていれば効果があるんでしょうか?あくまで「健康食品」というカテゴリーですから、薬ではありませんよね。手軽に○粒飲み続けて栄養を摂る事もアリでしょう。
しかし、先日新聞で見かけた「健康食品」の広告に疑問を感じたのです。
別にその「健康食品」に対してではなく、納豆菌に含まれる「ナットウキナーゼ」は「一日100グラムは必要」らしいのですが、直接納豆を食べても半数以上の菌は胃酸に消化されるため「効果を得るには毎日相当量の納豆が必要」と書いてありました。
という事は「納豆を食べても効果無し?」て、なりませんか。
本物の納豆では摂る事が出来ない「ナットウキナーゼ」を「健康食品の錠剤」で容易に摂る事が出来るというのが(広告の)主旨でした。
週に3回程度の食では「ナットウキナーゼ」の「ナの字」も効果ありませんよね。これが本当なら、折角「身体の為」と食べていても虚しく感じます。けど、それでは「健康食」の看板を下ろさないといけなくなりますよ。通常では有り得ない量を毎日食べ続けないと「本来の栄養」が摂れないって、これじゃ何の為の食材なんでしょう?
しかし、この「喧伝」を私は信じません
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食こそ「栄養のメインストリート」
もちろん、私は(健康食品を)信用してないというわけではありません。もし知人から頂いたら「愛用する」でしょう(笑)ただし、実際の「栄養成分」までどうか分かりませんけどね。それなりに継続すれば「効果」も見込まれるんじゃないですか?
しかし、栄養の本道は「食」にあります。まず食べてこそなんですよ。確かに「胃」に入ると胃酸により消される菌はあります。まだ触れてませんが、ヨーグルト等に含まれる「ビフィズス菌」はそうですからね。
だからと言って「ヨーグルトを食べても無駄」という事もありません。やはり食べ続けてこそ効果が生まれるんです。錠剤になったタイプが決して悪いとは言いませんし、それなりに成分も濃厚だと思います。しかし「本物より栄養価が高いですよ」と、ありとあらゆる「錠剤」が誕生したとしましょう。
それだと「食生活」が「錠剤生活」に変わってしまいます。仮に栄養価が高くても、実際の食事より「生きる為の」効果は上がりますかね?
私は上がると思いません。
あくまで「栄養」は「食べる」という流れの中で吸収してこそ効果を得られるのです。それは咀嚼して、飲み込んで食道を通って胃に送られ、消化して腸に辿り着き、栄養を各機関に振り分ける。この作業が「生物の絶対行動」と思うからです。
従って「補助食品」は、あくまで「補助」とする認識ですね。無理して「納豆の大食い」をする必要もありませんので(笑)楽しく頂いていきましょう。
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