
食情報の氾濫
今の「食」はグルメ系と健康系の完全二極化に近い形になってると思います。もちろん食べる限りは美味しさを追求するのは当たり前ですよね。私も好んで不味い食べ物を頂きたくありません。
話は逸れますが、私は某有名ハンバーガーチェーン店のハンバーガーは食べないと決めてるんです。いろいろ健康面での危惧も指摘されてますが、たまに 利用するぐらいなら問題無いと思うんです。頻繁に利用するなら常識的に高カロリー、高脂肪の摂取で問題がありますけどね。
それより「質の劣化」が酷いです。どの店に入っても「冷めたハンバーガー」に「冷めたフライドポテト」を平気で出す感覚。おまけに「店員の質」まで劣化してると思いますよ。何度か行きましたが、その都度不愉快な思いにさせられて冷めたハンバーガーを出されましたからね。これで栄養が豊富なら我慢もしますが、典型的な「ジャンクフード」ですからね。食べなくても問題ありませんし、行くのを止めました。
さて、こんな「不健康な食」は誰でも理解出来るのです。しかし以前はOKだったのに、今はNGとなってるケースがないですか?
例えば炭水化物などそうですよね。米など、かってはここまで「罵られる存在」ではなかったですし、信じて摂ってた栄養が「NG」と急に言われ出す。または「○○予防には××」とか多いですからね。こちらとしては「思いつきで言ってるんじゃないの?」という気になる事があります。
「食の情報は正確にお願いしたい」と声を大にして言いたいわけです。
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寿司にすき焼き、天ぷらは太らないの?
和食は「世界遺産」にも認定された日本を代表する「文化」と言えますよね。確かに「食」において美しさを感じる唯一の存在だと思います。
そして、この「和食」に定着してるもう一つのイメージが「ヘルシー」です。海外で評価されてる大きな理由でもあります。油やバターをふんだんに使う事の多い国の人々にとって、和食という存在は「魅力的」なのかも知れません。
しかし、本当に「ヘルシー」と言い切れるのか?という疑念があるわけです。確かに「焼き魚」や「刺身(お造り)」「酢の物」は該当するでしょう。しかし魚でも「鰻」はどうですか?脂っこい魚ですし、甘いタレを使い「丼」に乗せて食べますよ。鰻でなくても調理で煮魚にすると「砂糖」を結構使いませんか?今は「油より糖質」の方が「ヘルシーでない」とされる時代ですからね。その考えを当てはめると「海外のバターや油系料理」よりヘルシーさが欠けませんか?
また「寿司」ですね。みんなに愛される「和食のエース格」と言ってもいいでしょう。それに「ヘルシー」ともてはやされましたよ。
しかし「炭水化物(米)」が使用されてます。
「すき焼き」は煮物以上に砂糖が使われ、ポン酢で食べる「ちり鍋」に比べると多く食べれないんですよ。余りにも「砂糖の量」が多いからです。皆さんも、そう感じられたと思います。天ぷらは、そのまま「揚げ物」ですから、低カロリーではないですよ。
もちろん、和食は素晴らしい食事です。私も日本人として誇りに思う「食」ですからね。しかし闇雲的に「ヘルシー」と信じ込むのは問題と思うわけです。確かに世界的に見れば和食はヘルシーな部類に入ると思いますけど、大切なのは「盲信」しない心構えですね。
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和食が「ヘルシー」と呼ばれる所以
いきなり結論ですが、やはり「和食はヘルシー」と思います。まず量を調節しやすいですし、基本的に天ぷら以外は油を使う事も少ないです。それに「豆腐」という「ヘルシーの優等生」が存在します。また少量づつ食べる「習慣」を設定してありますから、海外の料理に比べると「ソフト&ハード」の両面でヘルシーと思いますよ。揚げ物である天ぷらも素材は魚介類や野菜という「低カロリー素材」が多いですから、現在の定義に則ると「大丈夫」ではないでしょうか?
また懸念される「糖分」に関しては、煮物など甘さを調節して素材の旨味を引き出す事が出来ます。個人的に思うのですが「すき焼き」は唯一和食でありながら「和の定義」を無視して考案された料理ではないでしょうか?
和食はまた「化学の手」を最も借りない料理であると言えますね。それだけ素材の味を殺さないように、先人達の知恵と工夫が凝縮されているのです。鯖を腐らさないように「酢で〆る」など、これぞ和食の神髄じゃないでしょうか?その延長線として「寿司」があるわけですから、やはり寿司は「ヘルシーフード」ですよ。
そして、何より「和食」は素材の良さを引き出す事が目的ですから、比較的「薄味」で設定してありますし、慣れてくると「甘さ」から距離を置く事も可能になります。つまり「ダイエット」にも繋がるわけですね。
日本が「世界屈指の長寿国」という事実に和食の素晴らしさが証明されていますよ。あとは、出来るだけ長く「健康体をキープ」する食の研究と開発ではないでしょうか。
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