トランプ大統領誕生で考える

アメリカのオリジナリティは?

アメリカの新しい大統領に「ドナルド・トランプ氏」が決まりました。当初の不利予想を覆す「大波乱」と表現すべきか?ここで政治や世界情勢を取り上げるつもりは無いですが、やはり大きなニュース(驚きの面も含み)と思います。自他共に認める「世界の警察」ですからね。その「USAの新リーダー」が決まった。しかも誰も予想しなかった「ドンデン返し」での結末です。

この「トランプ氏」が演説で「移民政策を厳しくすべき」とブチ上げて、インパクトを与えてました。しかし、それを聞いて思わず「あんたのルーツも(ヨーロッパからの)移民じゃん」と呟きましたよ。ネイティブアメリカンの人は少数ですしね。殆どのアメリカ人は「○○系」が付く「移民」ですよ。それを悪いとは思いませんが「オリジナリティではないよ」と突っ込みを入れた私でした。

大統領誕生で改めて思ったのですがアメリカ料理て何があります?

「ハンバーガー?ステーキ?フライドチキン?フライドポテト?」こんな感じですよね。街の中でも「アメリカ料理専門店」は見かけた事がありません。強いて言えば「ファストフード店」「アメリカ料理」の代名詞となりますかね?メイドインUSAの店が多いですし。

それでも「ハンバーガーのビーフパティ」である「ハンバーグ」はそもそも「ドイツのハンブルグ発祥」ですし、他でも「USAオリジナル」という「食」は見当たりません。

新たな大統領が誕生した大国アメリカ。歴史が浅く「急ピッチ」で作り上げた印象があるんですよね。しかし「発展」したのには、食から「理由」が垣間見える気がするんですよ。
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基本的に「ごちゃ混ぜ」なんです

アメリカは建国240年の「若い国」なんでよ。ヨーロッパ諸国から人々が移り住み、原住民(インディオ)を迫害し、アフリカ大陸から奴隷を連れて来ました。人種に関する話は横に置きますが、そういう人力構成を持って(ヨーロッパのノウハウを導入し)自分達の色を付けて造り上げたわけです。

「新しい大陸へ渡って一旗揚げる」考えの人が、アメリカ人の「DNA」に宿っているかも知れません。何故なら「保守的な考え」なら自国で留まっておけば済むわけですからね。わざわざリスクを背負ってまで「未知なる大陸」へ渡る必要は無かったんですよ。

そんな「歴史」を汲んで成り立っているのが「アメリカ」なんですよ。もちろん「文化」は自国から入り込んだものが大半です。しかし、これらを「アメリカ流に作り変える」つまり「カスタマイズ」ですね。それが「アメリカ発祥」であるわけです。

もちろん「アメリカンオリジナリティ」は多いですけど、基本的に「人の物も自分達で色を付け替える」のが「アメリカン」じゃないでしょうか?

基本的に「ショーアップ」して派手に楽しく演出する国民性です。大統領選を見ても分かりますよね(笑)食に関しても「楽しくオーガナイズ」されて提供する傾向が強いと思います。もちろん、深い「アメリカ」を理解してるわけではありませんが、的外れでは無いと思います。
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根底には伝統へのコンプレックス

「寿司」がアメリカでも大変人気がありますけどよね。曰く「ジャパニーズ・スシ・イズ・ヘルシーフード」とか。それは日本人として誇らしいですよ。しかし「アボガド巻き」「カリフォルニアロール」ってのはどうですかねぇ…

つまり、他国の「伝統継承」より自分達で盛んに「カスタマイズ」する一例です。もっとも「アボガド」の寿司も「考えたな」と感心しますけどね。アメリカ文化は「魅せる、楽しませる、飽きさせない」これに尽きますよね。

また(細かく分からないですが)高カロリーや高脂質、高糖質の食べ物が多いと思うんですよ。確かに「ヘルシー志向」も存在しますが、寿司にマヨネーズをかけて食べるんですからね。日本人とは基本的に(身体の)構造も違うんですよ。

白黒ハッキリさせる「半端ない国」であり、退屈を嫌う「ショーアップ精神」に優れてるアメリカ。とことん「高カロリー」の食を広げたかと思えば「ヘルシー一直線」の食でダイエットを奨励するアメリカ。そして根底には「伝統コンプレックス」で構成されるが故に、あくまで「アメリカン・オリジナル」を創り出し、それに拘る。

「トランプ大統領」になって、これまでの「アメリカンテイスト」は食も含めてどうなっていくのでしょうねぇ?
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