
給与明細書のカラクリに注意
長引く不況で「業績悪化」と呪文の如く吹き込まれる現在…
果たして本当に不況なのでしょうか?
「売り上げが落ちた」「利益が減った」等の様々な声が飛び交ってますが、これさえ連呼すれば従業員は「納得する」と企業側も高を括っている様に思えるのです。
赤字で業績が下りっ放しなら、とっくに(その会社は)倒産してますよ。
確かに「バブリーな時代」と比較するべくもありませんし「リーマンショック」で辛酸を舐めた企業も少なくありません。
しかし、業績悪化の時代は「犠牲」を払って立て直してるわけですし、売り上げ目標にしろ下方修正という形で「器を小さく」変えてるわけですよ。
それが何故「業績悪化の利益減」なのか?
納得出来ますか?
とくに「労働組合」が無い職場勤務の方は注意して下さい。
何の前触れも無く「基本給」を下げてきますからね。
支給額が変わらないから(支給額だけを見て)明細書を見て、ゴミ箱ポイする方がいますが…
絶対に止めて下さい。
「基本給」を半分に減らし「○○手当」と書いた得体の知れない項目を増やして取り繕い、支給額だけは同じにする。
「貰う額が同じだからいいじゃん」
そう思ってる方は、相当「めでたい方」ですよ。
「基本給減額」は危険なシグナルという事を認識して下さい。
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夏から「転職活動」を始める方へ
「基本給」とは「基本となる給与」ですから、賞与にしろ退職金にしろ「算出の基準」になるのです。
その「基準を下げる」意味は分かりますよね。
ボーナスが下がるわけです。
また、併記してある「○○手当」等は「目的売り上げに到達しなかったから」と、いくらでも理由を付けて「カット」する事が出来ます。
「残業手当」の「時給換算」も要注意です。
同じ「残業手当」でも「今月」から減額されてますからね。
増えるのは「労働時間」だけになってますよ。
勤務先が、こんな状況になっても定年まで働きますか?
①夏の転職は賞与支給されてから。
「賞与ゼロ」なら別ですが、転職を考えてるなら「貰うものは貰う」が鉄則です。
また「就活」と並行しながら、ハローワークにて失業保険について相談を受けておく様にして下さい。
「基本給減額」なら給付の算出法も変わってくる場合があります。
必ず確認しておきましょう。
「退職金の算出」も勤務先の総務課に確認して下さい。
「立つ鳥跡を濁さず」と言います。
自ら「濁った水」を綺麗にしてから飛び立ちましょう。
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「脱出」も一つの手ですね
鉄則ですけど、感情的に無計画で辞める事は絶対に避けて下さい。
気持ちは分かります。
苦境だからこそ冷静さが求められるのです。
最近では「ハローワーク」以外にも「PC、スマホ」というツールから情報が探せますから率先して見られるといいでしょう。
手軽に確認出来ますから、毎日サイトを覗く様にして下さい。
いつまでも「募集」してる所は要注意です。
自分に合った、自分に出来そうな業種を探していきましょう。
また「甘い言葉」で釣る「ブラック企業」も存在しますので応募の前にネットで「評判」を調査する方がいいですよ。
平気で基本給を下げてくるご時世です。他の企業全てが優良なわけがありません。個人的リサーチは怠らない様にして下さい。
予断を許さない「企業VS従業員」の鬩ぎ合いですが、企業側の本音として「正社員の数を減らして非正社員に替える」というのがあります。
そのまま「会社にしがみつく」のも一考ではあるんですが、転職との見極めを冷静に判断して情報だけは欠かさず取り入れる様にして下さい。
あと数年で「定年」という状況において「転職を考えざるを得ない」のは、相当シリアスな選択とは思います。
しかし冷静な判断から下したのであれば、決して「間違い」を起こす事なく「次なる職場」へ移る事は可能なのです。
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