
もはや神話は成り立たない
最近「デパートの閉店」て多くないですか?矢鱈ニュースで耳にするんですよ。数年前にオープンしたところでも「採算が合わない」という理由で憂き目に合いますよね。
私もたまにデパートへ行きますが、はっきり言って「デパ地下(食料品売場)」だけなんです。正直、雑貨衣料関係は買わないですよ。見て回ることすら無いと思います。
もちろん「物はいい」ですが、高価な上「店員やマヌカン」がすぐ寄って来るじゃないですか?それなら多少安価でも量販店に行きますし、今やネット通販で買える時代ですからね。
本当に「食料品だけでいいんじゃないの?」という状況と言えますよ。
私のよく行くデパートの主流は「ワインや日本酒等のアルコール類」と聞きましたよ。口の悪い人は「あそこ(某デパート)は酒屋同然」とキッパリ言い切ってますから、間違いないでしょう。
それ以外なら祭事場で催される「○○県物産展」ですね。これも結局、地方の特産品目当てに集客があるわけですから「グルメ関係」なんですよ。
つまりデパートは巨大な「グルメゾーン化」してるわけで、地下と催し場の最上階を除けば「要らない」状況になってるのが実情と言えるわけです。
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それでも派手に新たなオープン
確かにデパートの手提げ袋や包装紙を持っていると、ハイソサエティな印象があります。贈り物をする際には、やはりデパートの存在は欠かせないんですね。
それと「高齢者」の方にとっても、デパートは信用のおける「小売店」なんです。とくに高齢者の方にデパートで消費してもらう事が、課題となってますからね。しかし、何故か若者を取り込もうとしてる印象が見受けられます。
はっきり言って、今の若者は「お金を持ってません」これは再三書いてる通り、キッチリした定職にも就いてない若者が増えてるからなんです。そんな彼等は、独自のお洒落を安く買える術を知っているのです。
そんな状況でも、新規にオープンしたり大幅に改装リニューアルするデパートが相次いでますよね。見かけは派手で新たなブランドを取り入れて等の様ですが…
結局はまた「採算割れ」で同じことの繰り返しになると思うわけですよ。あくまで個人的な感想なのですが、デパートは「プライドの高さ」が邪魔をしてるんじゃないでしょうか?
もちろん「安価で商売をする」量販店とは、一線を画していいと思いますよ。しかし、高級感ばかり出しても「ウィンドウショッピング」止まりで収益は得られないと言えます。
この流れの繰り返しなら、デパートも結局は「オープン⇒閉店」と同じ流れで進歩はなく、隣国旅行者の「爆買い頼み」に終わってしまいますよ。
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プライド捨ててユーザー広げよ
はっきり言ってしまえば、このままでは「デパートは終わる」でしょう。一部の「勝ち組」だけを除き、その他になれば軒並み上がり目は期待出来ないと思います。もはや時代のニーズに合わないんです。
つまり「デパートの時代は過ぎた」と言えますよね。それなら視点を変えて、販売形態を取る方法にしてはどうかと思います。ブランド力を生かしながらリーズナブルな買い物も出来る様に間口を広げるべきでしょう。
私は世代別にピンポイントで物が買えるようにすべきだと思います。またネット通販を強化し、ウィンドウショッピングの顧客を取り込む工夫ですよね。
つまりネット通販は「直に商品を触れない」デメリットがあるわけです。このデメリットをウィンドウショッピングで「解消出来る」メリットが存在するのです。従って、デパート内では在庫を抱えないメリットが生まれます。
また「空いたスペース」に食料品関係を入れる。決して「グルメ」に拘らず「健康」を主流にユーザーを広げる。視点を色々変えて顧客を広げる工夫ですよね。
個人的な提案を少し書かせて頂きましたが、デパートは岐路に立たされていることは事実です。人口減が加速する以上、従来の保守的な姿勢は変えていくべきだと思います。
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