
発達障害とは?
最近、少しずつですがメディアにも取り上げられ世間的にも認知される様になってきました。
「発達障害?」
正直言って、まだまだ詳しく理解してない人の方が多いと思います。
「自閉症って引きこもりの事でしょ?」
こういう方が少なくありませんが…
「自閉症」は引きこもりではないんです。
では「発達障害」を大まかに説明します。
・発達障害には基本的に3タイプに分かれます。
①ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)
特徴:社会性、コミュニケーションに欠ける。新しいものが苦手で、自分自身の強い拘りを持つ。想像力が豊富で知的にも通常の人が多い。勉学面で優秀場合も珍しくなく、普通に大学までを卒業し発見が遅れるケースがある。
②ADHD(注意欠陥多動性障害)
特徴:落ち着きがない。そそかっしい。不注意。周囲はその一定でない行動に振り回される。常に様子を監視していないと、安心できない。薬である程度緩和は出来る。
③LD(学習障害)
特徴:読み書きや計算等の単純な学習が困難。ASDやADHDとの合併で症状が表れる事が多い。
あくまで基本的な3タイプですから、他にも細かく(タイプは)分かれます。極端な話、発達障害にも「十人十色」の特徴が存在するのです。また生まれてから言葉の喋り出しが遅く、一般的に「聴覚認知」が遅れているケースが多いですね。その反面「視覚認知」は発達しています。
何故「発達障害」の子供が生まれるのか?特定の原因も判明してませんし、研究の分野でも遅れているのが現状と言われてます。
しかも、年々増加傾向であり「日本人の15人に1人」が発達障害と言われてます。
ただし、余りにも理解が浸透されていない上に誤解が多く持たれているのが現状なんです。
これからの社会は「発達障害者」を抜きに語れません。また如何に共存していくかを真剣に考える時期に差し掛かっていると思います。
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まずは「歩み寄り」から
様々なタイプに分かれますし、知的障害があるケースや無いケースもあります。一概に一括り出来ない事が「発達障害」の理解を難しいものにしています。
そして「コニュニケーション」が基本的に上手く取れない点が共通して見られます。
各自「独特の世界観」を持ってますし、また「簡単な常識的な事」に対する理解度が低いわけです。それが、一般的に誤解を生む最大の原因となっています。
「あいつは奇天烈な奴」とレッテルを貼られて好奇な目で見られるのです。
確かに「一般常識」から外れた行動や言動があるにせよ、それを「奇天烈」で放置してもいいのでしょうか?
「15人に1人」の彼等の心の内を知らずして、前に進めますか?
確かに「コミニュケーション」の面で困難さがありますが、苦しい思いをしているのは彼等の方なんです。
「どうしても上手くいかない」
コミュニケーションで苦しむ発達障害者は少なくありません。
また、発達障害者の多くは「オンリーワンの能力」にズバ抜けてるので、社会貢献は立派に果たすだけの能力があるわけです。
それを「奇天烈」という理由だけで闇に葬る真似だけは止めていきませんか?
彼等に「歩み寄って」社会に溶け込めさせてあげるのも私達の責任になります。
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適材適所で彼等は輝く
「発達障害者」とどう向き合えばいいのか?
理解は示せても、いざ行動に移そうとなれば難しい面は確かに存在しますよね。
とくに会話は「一方通行」になりますし、拘りが極端に強く、合わせるのに疲れるケースが多いんですよ。
しかし、ゆっくりと説明したり身振り手振りで「視覚」から入っていくと理解してくれる事は可能なんです。
「奇天烈」と決めつけるのは、こちら側の「尺度」で常識を図っているからです。双方の常識の妥協点を見つける事が出来れば「コミュニケーション」も決して難しくありません。
先述の通り、彼等は「人一倍拘りが強い」わけです。しかし、それは「オンリーワン」としての能力が抜きん出ている事を指しています。
確かに「コミュニケーション」を取りながらの仕事になると厳しい面は否めません。
その反面「これ一筋」となる仕事は、相当細かく完璧にこなせる能力を備えてると言えます。
そんな彼等を生かす社会作りにする為に必要な事。
「発達障害」を理解すること以外にありません。
つまり私達が「理解する」事により、全てにおいて「パズルのピース」が埋まるのです。
まだまだ「発達障害」については「スタートライン」上に立った状況かも知れないですが、多くの悩まれてる「発達障害者」や家族の方を勇気付けてあげればと思いました。
もっともっと「理解」を深めていきませんか?
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