大人の発達障害を理解して対応する為に知っておきたい特徴

最近俄かに注目されてます

「発達障害」がここ数年で注目されてきましたが、あくまで「子供」を対象にした内容で取り上げられてました。

 

しかし…

 

 

ここ数年、俄かに声が大きくなり始めたのが「大人の発達障害」です。

 

 

「発達障害は大人になっても発症するの?」

 

 

ショッキングな印象を受けた方も多いと思いますが、発達障害は大人になって急に発症する事はありません。

 

 

つまり「見過ごされて」成長した人が、今になって発達障害と「診断」されてるからなんです。それだけ「発達障害」における研究は遅れていたと言えますよね。

 

まず「見過ごされてきた」発達障害は、自閉症スペクトラム(ASD)に多いのです。

 

「知的障害」がなく、高知能のケースも多いので学習能力は決して低くありません。それ故に「高学歴」も少なくないのです。

 

 

普通に大学まで進学し、そして就活へと入り「企業に就職」します。

 

しかし、ここから「苦難の道」が待ち受けているのです。

 

・二つの事が同時に出来ない(メモを取りながら電話が出来ない)

・別の用事に取り掛かると前の用事を忘れる。

・急な予定変更に対処出来ない。

・スケジュール管理が出来ない。

・物を無くす、或いは言われた事を忘れる。

・上司、同僚とのコミュニケーションが取れない。

 

上記に挙げた原因が元でトラブルを起こし、離職するケースが多いのです。また転職しても同じ様な理由で退職となるわけです。

 

この「サイクル」を繰り返してようやく「発達障害」が判明するんですよ。

 

 

すごい「回り道」と思いませんか?
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周囲が理解してサポートする

「大人の発達障害」は、特別なものではなく「発見が遅れた」という事を理解して頂けたと思います。

 

それでも相変わらず「理解が進んでない」のが現状です。

 

 

「奇天烈な奴」というレッテルはすぐに貼られて職場を追いやられるのです。

 

 

しかし、冷静に考えるまでもなく「見過ごされてきた」人には「特定のスキル」が備わってるケースも少なくありません。

 

確かに上記に挙げた理由で「コミュニケーション」や他の理由でトラブルも起こしますが、周囲が正確な目を持って「適材適所」で使ってあげると「能力」を発揮する事が出来て且つ職場貢献も出来るわけです。

 

しかも「一定の事に関しては」集中力が半端ではありませんから、かなり正確に「ハイレベルな仕事っぷり」を見せてくれます。

 

これは十分過ぎる貢献度ですよ。

 

そこの部分を「理解しない」のは周囲の責任だと思いますし、企業側も「義務感」として理解すべきでしょうね。

 

 

「障害者枠」で働いてる方はいますが、もっとサポート体制を強化して「受け入れる企業」が是非増えて欲しいと思います。また、仕事で挫折してる方に上手くサポートして「理解ある企業」への就職斡旋が行える環境作りが求められます。
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大人の発達障害と判明した上でしておきたい事

ほぼ100%の方は「知的障害」も無く「療育手帳」も持ってない方だと思うのです。そして、子供の頃は「発達障害」という言葉も存在せず、親御さんも普通に育てられてきたのでしょう。

 

 

今頃「発達障害」と言われても…

 

 

そんな戸惑いがある方も多いと思いますね。

 

 

まずは「どんな機関に行けばサポートを受けられるか?」に着手しましょう。

 

 

少なくとも「発達障害」と診断されたのですから、出発点は「そこ」に設定して相談を持ち掛けて下さい。確かに「医療機関」は就職の斡旋場ではありませんが、担当医に相談する事をお勧めします。

 

医師は多くの患者を見てますし、彼等の事情等も理解して様々な相談を受けてますから何らかの答えは用意してくれるはずなのです。

 

 

まして「町の小さな病院」ではなく、専門の医療機関ですからね。

 

 

「自分のスキルチェック」ぐらいは確認してくれると思いますよ。

 

 

具体的な就活となれば「ハローワーク」でしょうか。

 

 

「障害者雇用・窓口」がありますので、一度伺ってみられる事をお勧めします。

 

他では「発達障害者支援センター」というのが、全国にありますから「ハローワーク」と並行して訪れてみてはどうでしょうか。

 

いずれにせよ「発達障害者」というだけで、これまでの頑張りを無にする必要はありません。

 

支援の手は確実に広がってますから、周囲の方も含めて前向きに取り組んでいきましょう。

 

大切なのは「発達障害者に理解ある」人々が増える事なんです。

 


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