
ハマれば止められない魔力
「カジノ法案(IR推進法)」が正式に施行されれば、本格的な「ギャンブル」が広がっていくのでしょうか?そうは言っても「公営競技(競馬、競輪、競艇)」や「パチンコ」は既に存在しますからね。正直なところ「目くじらを立てて」反対する必要性は感じません。
しかし「お金を賭ける遊び」というのは、自分自身を強く律する気持ちが無いと深みに嵌まるんですよ。これは今更書かなくても「常識」ではあるんですが、現状では守れてない人が多いわけです。
私は「競馬」に関して「有馬記念」等の大きなレースは(馬券を)買いますよ。しかし、それ以外の「ギャンブル」は全くしません。もともと「博才」がありませんし、また知識もないんですよ。
今後、日本に「ラスベガス」の様な場所が出来るかも知れません。それは置いておきますが、私が現状で「怖いな」と感じのるが「パチンコ」ですね。
職場に「パチンコ好き」の従業員は山ほど居ますよ。早く仕事が終わって(パチンコ店に)駆けつけたい「オーラ」が全開なんですよ。休憩や仕事の合間にも「パチンコ話」を交わしてますし、全くやらない私には「不思議な光景」にしか見えないんです。
(パチンコ話に)付いていけない私等は、完全な「仲間外れ」状態です(笑)
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予算を決められない怖さ
「競馬」等の公営競技は、まず「馬券」を買いますよね。その上で(購入したレースで)的中すれば「払い戻し」があります。一方「パチンコ」は打つ為の「玉」を購入します。パチンコ台の横にお金を投入すると、直ぐにジャラジャラと出てくるわけです。そして、球を打ちチューリップに入ると真ん中に設置されてる「3ケタの数字」が回り「7」が揃うと玉がドカドカ出てくる仕組みです。そして溜まった球の数に応じて「換金出来る」システムなんです。
どちらも「立派なギャンブル」ですよね。しかし「競馬」は予め予算を決めて遊べるのですが「パチンコ」は、ドンドンとお金を投資する為(予算が)決められないんです。
そして「競馬」なら「1万円で1日」遊べます。レース数も1レースから12レースまで揃ってますし、予想する時間もあります。また100円から購入出来るので、自分で「購入資金」を配分すれば有意義に「時間と金」を使えるのです。
しかし「パチンコ」は「1万円」が「数分」で消える事も珍しくありません。そして熱くなると、また「もう1万円」を取り出し、設置されてる販売機にお金を入れられます。その追加分もダメなら、またその次と「資金」は投入されるんです。
気が付けば「財布の中がスッカラカン」という状態になっているんですよ。
また今のパチンコは「数字が揃う確率」も「コンピューターによって調節」出来ますから、全く(数字が)揃わない台に座ると「お金を吸い取られる」だけなのです。
しかし、数字が揃い「玉が溢れる」くらいに出た瞬間は「最高の快感」を得る事ができます。換金して、相当なお金を手にした瞬間に「快感」が染みて体内にインプットされるわけですよ。そして、一度快感を得ると「また得たくなりたい」と身体が覚えてますから繰り返し(パチンコ店に)出向くようになるのです。
これが「パチンコ依存症」と言われる状態なんですよ。
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「儲かった」事で自制心が麻痺するんです
私がタイトルで「パチンコ依存症に注意」と記したのは、まずパチンコのシステムにります。球は直ぐに購入出来ますし、競馬と違って「予算設定」が出来ません。仮に設定しても、僅か数分で終わってしまえば「心にモヤモヤ」が残り、追加資金を投入するのです。
儲かればいいですが、球が出なければ「想定以上のダメージ」を負って店を後にするわけです。また儲かっても「新たな快感」が染みわたり、また(パチンコ店に)出向く様になります。損すれば「取り返そう」となり、儲かれば「あの快感をもう一度」と結局「パチンコ店通い」から抜け出せないわけです。
基本的に、どの「ギャンブル」にも共通する事ですが「負けた記憶」は薄いんです。つまり「勝った(儲かった)」快感が打ち消してしまうんですよ。従って「ギャンブル好きは負けた話をしない」のです。
この「快感」が自制心を麻痺させていくのです。儲かった記憶のみが自分の中を支配し始め、それが生活面にまで影響を及ぼしてくるのです。貰った給料を全てつぎ込んだり、給料の前借りをする。また無くなれば人に借りたりと、悪循環に陥る一方になるんです。
趣味の範囲内なら問題ないですが、競馬と違いパチンコは前述の通り「システム」上、深水に嵌まるケースが多いと言えます。その日働いた日当が全て「パチンコ代に消えた」という派遣社員も見てるんですよ。
「ギャンブル」を否定しませんが、私的には「考える面白さ」を持った競馬などの方を支持したいですね。高齢化社会においても「認知症予防」に一役買えそうと思いますので、遊びにはくれぐれも「計画的」にいきましょう。
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