選抜高校野球は必要ですか?

高校野球は「ふるさと」でしょ

来月の19日から「第89回選抜高校野球大会(通称センバツ)」が開幕します。今大会は「話題の高校、選手」が出場するので盛り上がるかも知れませんが、どうも「センバツ」は馴染めませんねぇ…

高校球児にとれば「晴れの甲子園」ですし、大目標には違いありません。しかし、一般的には「やってたの?」程度の認識にされても仕方ないですよ。

まず思うのは選考方法ですよね。あくまで「選抜」ですから「選び抜く」のは仕方ないと思います。夏の様に「予選から負ければ終わりのトーナメント」ではなく「県大会ベスト4」で秋季大会に出場し、そこで準優勝でも「OK」になる場合があります。一方で県大会優勝でも秋季大会初戦敗退だと「OUT」も有り得ますし、真の強い高校が出場するとは限らないんです。

また「21世紀枠」というのがあって、これも県大会でベスト8以上くらいの成績を収めて且つ「品行方正の良い高校」が特別に選ばれるというシステムですよね。

そんな「選び方」で出場校も夏よりは少ない(夏は全都道府県の代表が出場)上に偏りがありますから、どうしても「未出場県」が出るわけです。果たしてこれで「高校野球の目的」を果たしてると言えますかね?

高齢者の方は「大相撲」と並んで「高校野球」が好きですし、地方へ行く程「地元愛」と相成って応援に熱が入るんです。それが、この選考では盛り上がりに欠けるでしょ。

やはり「全ての人」に「ふるさと意識」を持って応援してもらうのが「高校野球」の目的ではないですか?あまりに「中途半端な大会」と前から感じていたのです。
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「選抜意識」を取っ払う

理解はしていますが、選抜は「選び抜かれた30数校」による大会です。しかし、あくまで「甲子園」に拘るなら規模を大きくすべきでょう。高校野球は善し悪しを別にして、郷土意識を高める存在でもあるのです。

ここは「出場校選定方法」を変更すべきだと思います。私なりに考えてみました。

まず「前年の各都道府県大会優勝校」は、出場当確にする。それから「21世紀枠」の撤廃。基本的に出場校数は夏と同じでいいと思うんです。各地区の秋季大会は従来通り行いますが、参加は都道府県大会の優勝校のみに絞ります。県数の少ない地方(中国四国地方)は合同開催にし、北海道は東北地区に入れます。

それらの上位成績校が神宮大会に進出し、優勝校の県は「神宮枠」でプラス1校(選抜に)出場出来る。また秋季大会優勝、準優勝校は「シード校」として振り分け「2回戦」から出場出場する。

長くなりましたけど、これは一つの案です。やはり盛り上げて故郷の方全てが「参加出来る」システムにすべきと思いました。
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全都道府県に郷土意識の共有を

「今年のセンバツは○○県から出ないしね」と寂しく呟いた方が(職場に)居たんですよ。また同一県から複数選出されたり、一方では未選出。これは歪な構成と言わざるを得ないですよ。

少子高齢化と高校野球は一見「無関係」に思えますが、同じ故郷を応援する「意識の共有」で繋がっていると思います。

少しでも「繋がり」を残してる事が、円滑な社会へ構築されたらと願うんですよ。高校野球は未来へと受け継がれていく「イベント」であるべきですしね。

予断になりますが、仕方ないとは言え「私立校」の経営手段として校数の少ない県に「他県からの留学生」を入学させる方法は抵抗がありますね。それで「甲子園常連校」になっても地元の人は盛り上がりますか?出来たら「純正の高校」による大会になって欲しいのですが…

色々好き勝手に書きましたが、今年のセンバツは「郷土意識を高めた素晴らしい大会」になってくれる様に期待したいですね。大相撲でも「稀勢の里」で茨城県が盛り上がったのですから。


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