
油断ならないですよ
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すっかりIT社会が定着し、今やネット抜きでは生活も成り立ちません。
「パソコンは苦手で」「スマホより携帯(ガラケー)の方がいい」と仰る中高年の方が多いのですが、時代のシフトにより対応していくしか術は無いのです。
ガラケーも会社の連絡用として使うぐらいになってますし、個人で持つスマホの需要は確実に上がってる状況です。
つまり「好む、好まざる」関係無しに(IT社会が)生活の一部になりつつある事を示しているのです。
そしてIT社会の浸透により、仕事も生活も格段に便利さが飛躍しました。とくに管理面においては以前との比ではありませんよね。
人々の日常において、今や欠かす事の出来ない「IT」というキーワードですが、同時に新たな問題を生み出している事も事実と言えます。
それが「ネット詐欺」であり、IT化のシステムに疎い中高年を狙った「振込詐欺」に他なりません。
・主な「ネットを使った」詐欺
①オンライン銀行口座の不正送金。
②Twitter、Facebook等のアカウント乗っ取り。
③偽ブランド品販売。
④アダルトサイト等のワンクリック恐喝。
⑤動画閲覧恐喝。
まだまだ手口の巧妙な詐欺はありますが、中高年世代をターゲットにした①や⑤は、とくに注意が必要と言えます。
詐欺は不意に訪れる
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実例で見る「動画閲覧恐喝」
これは実際にあった話です。
Aサンのスマホのメッセージ機能に「動画閲覧の支払期限が過ぎてますので、つきましては至急下記まで連絡下さい」というメッセージが突然飛び込んで来ました。
最初Aサンは、何の事か分からなかったのですが(Aサンの)小学生の息子が(Aサンの)スマホを使って「動画」を閲覧する事が多かったので「もしかして?」と胸騒ぎを覚えました。
そして、メッセージに残ってた「電話番号」に繋ぐと若い男の声で…
「YouTube内にある有料動画を御覧になられてるのですが、現在まで課金されずに期限を過ぎていますので延滞料込みで支払って下さい」
そして…
「お支払方法はAmazonのギフト券を購入して頂いて、そのギフト番号を知らせて下さい。コンビニに行けば直ぐに購入出来ますので」
と、これまで聞いた事のない支払方法にAサンは激しく動揺しました。
しかも、請求額はザッと「13万円」と言ってきたのです。
リアルな数字ですよね。これなら「息子が有料動画を観てたかも?」と信用できる額ですから。そしてAサンは学校から帰宅してない息子を待って「真意を確認する」余裕すら無くし、ひたすら「早く支払わないと」という思いに駆られてたわけです。
そして、Aサンは銀行のキャッシュカードを持って近くのコンビニへ行ったのです。しかし、支払方法「Amazonのギフト券?」と分かり辛かったので、店員に事情を説明したそうです。
それを聞いた店員が「それは詐欺じゃないですか?支払わない方がいいです!」と忠告してくれ、Aサンも再びメッセージの連絡先に電話をかけて問い質すと、直ぐに(電話が)切れたそうで「詐欺」と分かったそうです。Aサンは、コンビニ店員の機転の利いた判断で被害に遭わず済みました。
最近は、銀行や警察が協力の上「振り込め詐欺防止策」とした「振込額の制限」や「不審口座の凍結」等があり、詐欺グループは「コンビニ等で販売されてるAmazonギフト券やiTunesカード等のカードタイプ電子マネー」を購入させて支払わせるという手口を使ってるそうです。
これなら、購入したカードの「スクラッチ部分を削った」箇所に表示されてるギフト番号をメールで送らせるだけで「現金を詐取」する事がリスク無しで行えるわけです。
Aサンにとって幸いだったのは、この「Amazonギフト」について詳しく知らなかった事ですね。これが、普通に銀行口座に振り込む形なら被害に遭ってたと思います。
そもそも「YouTube」は有料動画をではありませんし、仮に課金が発生するサイトなら加入してるキャリアの請求に含まれるわけなんです。
冷静に考えれば「滑稽な手口」なんですが、不意を突かれると人間って、動揺しますよ。ましてAサンの様に息子が頻繁に動画を観てたら「ひょっとして」と、なるものなんです。
その隙間に付け入るのが「ネット詐欺」という存在と言えますね。
無知にならずに被害防止
詐欺から身を守る方法は?
「詐欺」というのは、繰り返しますが「不意に」訪れるものなんです。従って警戒感も薄れてますし、戸惑ってる状況で「第二波」を仕掛けられるのです。誰しもそうですが、常に警戒心を持ち続ける事は疲れますからね。
しかし「被害に遭う」わけにはいきません。
もちろん、身を守る方法はあります。
先述のAサンの場合、最後で(被害を)食い止めたのは「コンビニ店員」に事情説明をした事なんですよ。つまり「100%自己判断」をしなかった点が(詐欺から)身を守ったのです。
高等な「詐欺のテクニック」は相手の気持ちをスポイルさせて、自己判断でコントロールさせる事にあるのです。
「第三者に相談」する前に罠を仕掛けてくるのが常套手段と言えますね。
「ネット詐欺、振込め詐欺」に遭った場合
①絶対に自己判断せず、誰かに相談。
②無視する。
③絶対に個人情報を伝えない。
④銀行口座番号やパスワードも伝えない。
⑤日頃から「有事の際の相談相手」を決めておく。
⑥警察、消費者センターに連絡する。
まず、自己判断で勝手に動かない事が重要ですし、こちらの情報を向こうに流さない事が最も大切です。
※もしもの場合は迷わず連絡しましょう。
そして上記の事柄を「基本法則」として徹底する事と、これは「男性」に強調しておきたいのは…
「アダルトサイト」にアクセスしない!
何故ならアダルトサイトは、ネット詐欺の巣窟だからです。しかも「後ろめたさ」から誰かに相談する事も稀ですし、結局「運が悪かった」と諦めて被害届を出す方も少ないわけです。これは詐欺グループを助長するだけですから「遵守」願います。
IT社会が、これからも進化し続ける以上「利用した犯罪」も巧妙になってくると思われます。
「苦手だから」という気持ちだけで済ますことなく、前向きに取り組んでいく姿勢を持つ事が大切ですよ。
それが「詐欺被害を」を減らす唯一の方法だからです。
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