
自分自身でも「第一次ダイエット」によるダメージの大きさは想像以上でした。肥満体型から解放され、お洒落にも率先して取り組めるようになり当初は達成感が頗る大きかったんです。
しかし、ダイエットされた方なら必ず抱く「恐怖」が私を支配し始めました。
「リバウンド」です。
痩せたとはいえ「また元の体型に戻ったらどうしよう」という不安が常に付きまといました。いわゆる「拒食症」にまで至ることはなかったのですが、その「リバウンド恐怖症」が食生活を狂わせていくわけです。そして本当に必要な栄養素を摂らなくなり知らず知らずのうちに「負のスパイラル」にはまり込んでいたのです。
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本当の栄養分を摂らない反動が無意識のうちに「甘いもの」を摂り続けるようになっていきました。つまり、お腹にもたれないから「食べた」感覚が弱いのと口当たりの良さですね。また甘いものを摂っておけば「身体は動くだろう」という自分自身の未熟な判断がありました。以前よりカロリーは高い物を摂るので体重は少し戻ります。しかし、リバウンドが怖いがゆえに食事を減らす。そして体重が落ちたら甘いもので調節するというパターンを繰り返していたのです。
当然、身体に変調を来しました。抵抗力の弱まった身体にはウィルスを弾き返すことが出来ず、異常なぐらい扁桃腺が腫れて病院に運ばれ入院したんです。幸い一週間程度点滴を射ち続けて回復しましたが、医師から食生活を見直すように強く注意を受けました。
この「第一次ダイエット」の弊害から抜け出すまで3年はかかったと思いますね。身体の変調に精神的な変調と、食べ物に対する「自分の無知」が生んだ苦過ぎる経験でした。これは自分の経験談として紹介させてもらいましたが、やはり何事にも正確な情報を探さないといけないと思いますね。
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何故(自分の経験談を)紹介させてもらったかと言えば、最近は「不正確な情報」がやたらと出回っているからです。とくに週刊誌やテレビには注意すべきでしょう。週刊誌には「大きな見出し」そしてテレビには「映像」という信憑性を待たせる「ツール」があります。これらツールを使って喧伝されると大抵の人は信用しますよね。もちろん「虚偽の喧伝」では無いと思いますが、食べ物や健康、そして高齢化社会等の問題は決して正解が一つの単純な問題ではないんです。それを一括りにして「今○○が危ない!」と出る事に危機感を覚えるわけですよ。
何が正しくて、正しくないか?この判断は決して簡単に決める事ではないと思います。全く正反対の意見が双方からさも「一般論」の如く紹介されているケースもありましたから、これは自分の目を養っていくしかありません。煽る内容の見出しや宣伝には疑ってかかる方が無難だと思います。
もちろん参考にするのはいいと思いますが、ショッキングな見出しが躍っていようとも「振り回されない」ように心掛けていきましょう。
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