観光バスが多くないですか?

集団で「路上停車」迷惑です

外国人観光客の数が年々増加し、電車の中では日本語以外の会話が聞こえても珍しくない世の中になりました。電車だけではなく、まだまだバスでの移動が主流と思うんですよ。

また各観光地も産業として力を入れてますから、国内外問わず観光客の受け入れ体制を強化してますよね。それに伴い、あらゆる強化策を取り入れてるわけです。

そういった背景を理解しているのですよ。しかし思いませんか?

「バス多過ぎない?」と。

路線バスは理解出来ますよ。正式な交通網に組み入れられてますからね。空港バスも分かります。こちらも交通手段で大切な役割を担っていますから。

今、多いのは「観光バス」ですよ。しかも知らない会社のバスも含めてバンバン走ってますからね。また「こんな道まで入ってくるの?」て所まで、その「巨体」を侵入させてきますから、他の車を運転する者にとって迷惑なわけです。

確か、バス事業の規制緩和に伴い「増え出した」と聞いた事があります。もちろん需要と供給のバランスで増えても構わないと思いますよ。しかし、そのバスが溢れ過ぎているのが実情なんですよ。

しかも「駐停車する場所」が確保出来ないケースも多々あります。すると「路駐」しかないんです。

あの大型のバスが所狭しと縦列駐車ですよ。

道幅も狭くなる上に、他の走行する車は「死角」が増えるわけですよ。これは決して正常ではないですね。決まったターミナルの無い観光バスは(隙を見つけて)侵入、駐停車を繰り返す日常が続いています。
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競争原理の犠牲もあるのです

バス事業が増えれば、大手から中小までの「競争」ですよね。私はかれこれ30年近く観光バスに乗ってないのですが、今は各社ともサービスや価格で「顧客の獲得」に躍起なんでしょう。

普通なら「安定した大手」を選択しますから、中小が対抗するには「低価格」しかないわけです。すると、若い世代を中心に集められますからね。

それが、今の観光バスにおける縮図と思うのです。安い価格で客を集め、元来が人件費削減で運転手も少ない「中小」は無理を強いられます。休日も休憩も満足に取れない運転手が、客の生命を預かるわけですよ。

その歪みが、最悪な場合「犠牲者」を出すのです。

あってはならない事ですが、現実に発生しているのは周知の通りです。これも激し過ぎる競争から来る悲劇と言えます。私はここまで「バスが必要」なのか疑問に感じます。

別に当ブログで「バス会社を減らすべき」と書くつもりはありません。ただ現状で諸問題や、通行においてのリスクが高いんです。狭い道に大型バスが、迷いながら侵入して来る事も珍しくないわけです。

需要があるにせよ。再考すべき時期に入っていると思います。
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クォリティを厳命してモラル向上

過剰気味のバス事情に、運転手不足。そして「バス」という立場を忘れた「道路上での振る舞い」を国も見直す時期だと思いますよ。そもそも過剰供給が生み出した故の事ですからね。

もちろん、利用する方も多いですし「減らす」だけでいいとは思いません。そこで「クォリティの向上」を設定すべきでしょうね。つまり「一定の質を条件」として決めるのです。

前述したような、路駐や違反でなくとも「著しい通行の妨げ」があった場合「ペナルティーを課す」様にします。そして「違反したポイント」を加算するわけです。

その「加算したポイント」が一定の点数に達すると「営業停止処分」にする。また更に悪質な行為により、ポイントが加算すれば「業務取り消し」ですね。これは従来の「違反や事故」とは別の項目で設け、バス会社のの「モラル向上」を促す。

もちろん、バスが停まる為の「ターミナル」増やすべきですし、バスの通行を遠慮してもらう道路の表示も徹底すべきでしょう。

外国人観光客がますます増えていく以上、観光バスの必要性も理解はしています。ただ最近の供給過多気味に辟易していた事も事実です。

3年後には「東京オリンピック・パラリンピック」も開催されます。日本の「おもてなし精神」に宿るベースは「質の高さ」と言えないでしょうか?


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