運動会での組体操中止続出を探る

発育がいいのに脆弱な理由

秋になって運動会の季節を迎えてますが、一方で「組体操中止」を発表する自治体も多いですよね。私の職場でも折角子供の運動会を見に行ったにも関わらず「(組体操中止で)つまんない」とボヤいてる人がいましたよ。組体操は徒競走と並ぶ「運動会の華」でプログラムのトリを飾りますからね。

その豪華な組体操が中止になる理由は、ご存じの方も多いでしょうが「演技中に起こる児童の骨折」です。マスコミも大袈裟に報道するのはどうかと思いますが。

それにしても、今の子供達は「簡単に骨折」する印象を受けますね。

私の小学校時代を振り返って、組体操でこんなトラブルを聞いた事ありませんし(あったかも知れませんが)第一、みんな「タフ」でしたよ。今の子供達は本当に長身の脚長でスタイルがいいです。昔の「胴長短足」が当たり前の時代が懐かしいですよ。

しかし、脆弱と言わざるを得ないです。これは「食」の影響が大と思うのです。
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肥満児の減少と児童の食生活

「高齢化社会」を謳うブログにしては、子供にフォーカスさせてもらってます。確かに組体操でバランスを崩して転倒すれば(骨折の)リスクは上がります。もしかしたら下の土台を受け持って児童が上の圧力に耐え切れず、事故発生させる可能性もありますよね。

ただ、それらは身体的構造だけを問題視出来ないので詳しく検証する必要はあります。例えば指導する教師は適切なアドバイスを与えているのか?等です。

しかし、児童の身体的構造は明らかに脆くなっているでしょうね。

最近は「肥満児」と呼ばれる子供がめっきり少なくなりました。もちろん、将来的においても子供の頃から肥満体型でない方が絶対いいですからね。肥満児減少は良い傾向なんですよ。しかし、その副産物として外見重視の頑丈さに欠ける児童を増やしてるんです。

つまり「食べない」からですよ。

正確には「身体を作る食べ物」を食べていないのではないか?と推測します。

もちろん身体の成長や体型には遺伝的要素も関係してると思います。しかし、肥満児が少ない事実は「子供達の食べない傾向」の裏返しと言えますから。そしてもっと突っ込めば、

「血となり肉となる食べ物」を食べていないからと言えます。
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情報の氾濫と過保護の弊害

「骨折が多い」イコール「骨が脆い」つまり「カルシウム不足」に繋がりませんか?

カルシウム補給は牛乳及び乳製品、若しくは「サプリ」だけではないでしょうね?もちろん間違いではないと思いますが、栄養素を摂るならいろんな食材から摂るべきだと思うんですよ。単一の食品から「この栄養素」ではなく、幅広く摂る事により、身体にも多方面に効果をもたらすわけです。

例えば「カルシウム不足」なら牛乳以外にも「煮干し」「小魚類」があります。少し高価になりますが「クジラ(鯨肉)」も豊富です。

つまり、栄養を考えて食事をする習慣が大事なんですね。そして私達の頃は決して「子供が好まない食材」でも問答無用に(食卓に)並べられました。これは、私の親が「身体にいいから」と祖父母の代から伝えられてきた知識があったからなんです。その積み重ねが身体の成長を促したと言えます。

「ケガや病気に強い身体」ですね。

決してスタイルはよくないかも知れませんが、その分「頑丈(タフ)」なんですよ。

翻って、今の子供達はある意味気の毒と思いますね。自分が何かを考える前に「情報」が存在しますから。それに、何かに取り組もうとしても「親の過剰管理」で自由に動けません。極端な話、喧嘩も出来ないんです。

そして食事では「太るな」と肥満防止の連呼ですからね。子供なんか余程の「カロリーオーバー」でもならない限り肥満にはなりません。また身体を作るこの時期に「食べないでどうするの?」と思いますよ。

こういう管理下(過保護)がエスカレートして「組体操中止」に繋がってるんでしょうね。

今の高齢者は私の親世代が圧倒的に多いわけですけど、頑丈な身体に育て上げてくれた事に感謝です。そして情報の氾濫が(昔から続く)伝達を遮っているなら不幸な事と思います。

本当に、組体操を中止にしないレシピを考案しないといけないかも?
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