
50代だからこそ慎重に
企業の不健全な状況が横行する以上、定年を迎えるまでは安心できないのが現状です。度々このテーマで書いてますが、それだけ不安感は小さくないわけです。
さらに焦燥感にも苛まれますし、実際に背負ってる物は「決して軽く無い」と言えますよね。
「業績悪化」に「業務縮小」
そして「企業間の吸収合併」に「賞与カット」
トドメは「人員整理(リストラ)」
ネガティブな波が次から次へと襲ってきます。
こんな非常な波をマトモに受けた方も少なくありませんし、人生最後の決断を考えてる方もいらっしゃるわけです。
それが「転職」です。
50代での転職がリスキーな事ぐらい、誰でも分かっているのです。
それでも「決断」しないといけないところに厳しい現実が渦巻いているわけです。
ここでは「転職を決断」された方を対象に書いてみました。人生最後の挑戦ですから、失敗は許されないわけです。その様な逆風に立ち向かう為には「慎重且つ十分な調査」が求められます。
決して「軽はずみな感覚」で行動を起こす事は止めて下さいね。
落ち着いた判断力が重要になるのです。
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ブラック企業を見破れ
就活で大切な事は「長く働けるか?」ですよね。就活には色々な方法がありますが、まず何よりも個人的なリサーチを怠らない様にして下さい。
「仕事が自分に合うかどうか?」
これは(面接時に)十分質問する事により、確認する事は出来ます。
応募したものの、自分に合いそうに無い業務内容なら断りを入れる様にして下さい(決して無理して「大丈夫です」と言わない様に)
それ以上に注意しないといけない事は…
「ブラック企業」の選別です。
「ブラック」と認定されていなくても、限り無く(ブラックに)近い「グレーゾーン」の企業も増えているのが実情ですから注意が必要です。
どんな企業が「ブラック」か?
・募集広告から見破る
①頻繁に募集している。
②厚遇を前面に出している。
③仕事内容に具体性が無い。
④職場の雰囲気ばかりをアピールしている。
⑤印象操作を図り胡散臭い。
上記が全てとは言いませんが、ブラック企業は「後ろめたさ」を抱いてます。従って募集広告も「ダークな部分」を隠そうとするのです。
つまり「甘い、美味しい」という「蜜の味」で引き寄せ様とします。
この手法は昔から変わっていません。
「美味しい会社」が毎週募集している事自体「おかしな話」ですからね。まずは募集広告をじっくり見る事から始めて下さい。
焦る気持ちは抑えて(就活を)進めていきましょう。
・ネットや周辺からの評判で見破る。
①募集して気になる企業をネットで検索してみる。
②「○○株式会社ブラック」と検索候補で出てくる企業は要注意。
③同じ業種の他企業に勤める人と(知り合いなら)直接尋ねてみる。
④「転職会議」という口コミサイトを利用する。
私の知り合いが「転職」を考えて、とある「清涼飲料水の自販機メンテナンス業」を希望していたのです。そして「ネット」でその社名を入力した途端「ブラック」と出てきたそうで、しかも「残業時間が月100時間を超えるハード」さで「従業員が過労死」している事例があったんです。
生々しい実態が「詳しく掲載」されていて、決して「ガセネタ」では書けないような「内部告発」に近い内容で書き込まれていたそうですよ。
もちろん、知人は応募を止めました。
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焦らない事が「地雷(ブラック企業)」を遠ざける
就活してる方の「共通した」認識だと思うのですが…
「スピード勝負」に拘ってる点がありますよね。
募集広告を見て「これだ!」と思った企業は「早く応募しないと(募集を)締め切られる」て、感じます。
それ故に「直ぐに応募」して面接を受ける流れは、間違いではありません。
しかし、そこに「罠」が潜んでいるのです。
逸る気持ちは当然ですし、早く応募ても「ルール」を予め決めておいて(面接に)受けに行く様にして下さい。それは「調査」以外にありません。
まずは「下調べ」ですね。
面接を受けるまでに「周辺を探索」する事を行えば、何となく雰囲気が掴めたりします。また上記に挙げた「調査」は絶対に忘れない様にしましょう。面接を受けて「ブラック」と感じたら直ぐに止めればいいわけですし、採用が内定してからでも(ブラックと)判明すれば「辞退」出来ますよ。
繰り返しますが、焦らない様にしましょう。
焦る気持ちが「ブラック企業」の罠に陥りやすいのです。
就活は短期間で済まそうとせず、ある程度の期間を設定して「その範囲内」で行っていきましょう。お近くの「ハローワーク」では「(高齢)就活相談窓口」が設けてありますから、遠慮なく(気になる点について)相談して下さい。
また、現在在職中の仕事も安易に辞めず、もし辞めてからの就活を行うとすれば「就活期間内の蓄え」を必ず確保した上で行いましょう。
冷静沈着な計算の下で「50代就活」は必ず成功します。
焦らず、諦めない事ですよ。
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