
他人事ではありません
「ブラック企業」と聞いて「うちは関係ないもんね」と高を括ってる方はいませんか?確かに至る所に「ブラック企業」が存在するとオチオチ働けませんからね。
最近は「法整備」されて且つ「監視」もシビアになってるものの…
ブラック企業は根強く活動しています。
寧ろ「ブラックにスレスレのグレーゾーン」に立ち位置を変えて従業員をこき使ってる企業が増えています。
仮に監察が入ったとしても…
「うちは労働基準法を守ってますよ」と反論出来ますからね。
「1ヶ月残業100時間未満」と決められていても、単純に25日出勤なら「4時間」ですよ。
定時終業が18時なら22時まで働いてるわけですし、9時始業なら12時間労働です。
しかし、拘束時間を更に延ばして「定刻就業時間」を12時間で拘束し、4時間残業を課してるケースも有り得ます。
今の法律では「終業から始業まで最低8時間」空けないといけないので…
「残業込みの16時間拘束」は有りなんですよ。
通勤が片道1時間の方なら家に居る時間は僅か「6時間」です。睡眠時間ともなれば5時間も取れない状況です。
つまり、法で規制しても抜け穴があるわけです。こういう「裏技」を使う企業はいくらでもあります。決して、他人事の話ではないと思います。
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いつ変わるか分かりません
・ブラック企業化への変わる兆候
①企業が吸収合併される。
②組合が解散されられる。
③給与体系を変えられる。
④労働規制を変えられる。
⑤職場の部署移動がある。
⑥給与の基本給が下がる。
➆残業時間が増える。
⑧残業時間が増えても給与支給額は増えない。
基本的には「経営陣」が変わった段階で、疑って下さい。全てはそこから「リセット」されるわけです。
そして、徐々に「真綿で首を絞める」様に少しづつ従業員の労働環境を過酷に変えていきます。
「うちの会社もこれからブラック企業にしていくか!」と、冗談に聞こえないセリフを吐いてる経営者もいるそうです。
労働環境を悪化するに当たっては、予め「組合」を潰して文句言えない状態に持っていきます。
給与は下がる。労働時間は長くなる。文句を言ったところで「業績が悪いから」の一点で突っぱねてきます。
更に社内規則を厳格化して「息抜くヒマ」すら与えようとしません。
従業員奴隷化政策みたいなものです。
先述しましたが、正確には「ブラック」と言うより「グレー」ですね。ここに従業員をスポイルし「業績悪化」を呪文に唱えて「洗脳」していくわけです。
そして「洗脳」された者が「管理職」となり、従業員に文句を言わせない様に押え付けてきます。
こんな流れで職場環境は悪化の一路を辿りますので、職場の実態を真剣に考えて対策を練っていきましょう。
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定年までのスパンで考えましょう
「ブラック企業」は決して中小企業だけではなく、有名な大手企業にも存在します。
毎年発表される「ブラック企業」は有名な企業が中心ですから、もはや大手も中小も関係ないのが現実なんですよ。
しかし、ここで辛いのが「中高年世代」ですよね。
耐えるのか?辞めるのか?
まず結論を出す前に相談しましょう。
①労働基準監督署
②各都道府県の労働相談窓口
③企業外労働組合(ユニオン)
他に「NPO労働相談センター」という非営利活動法人がありますので、ここはメールや電話で相談出来ます。直接出向く必要もありませんので切羽詰まってる方は、取り急ぎ連絡されてみてはどうでしょうか?
人それぞれに事情が違いますから、統一したアクションは奨励出来ません。また企業側からフォーカスしてみると、ブラック化に持っていき「人減らし」を図ってる可能性もあるのです。
従って、まず冷静に考えていきましょう。ある意味、職場に留まることも方法の一つですし、労働環境は上記の機関に相談して「適正範囲内」かを確認して下さい。
そして「定年までの残り少ない道のり」を慎重に考慮して「計画」を立てていきしょう。
もちろん、優良な環境であることが一番なんですけどね。
現実には「業績悪化の人減らし」を盾に「正規社員」は逆風に晒される状況ですから、相談だけでなく「スキルを高める」事も大切ですよ。
定年前だから「守りに入る」のではなく「攻めの姿勢」を忘れない様にしていきましょう。
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