
下克上の幕開けです
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「福岡ソフトバンク・ホークス」「ルイス・ハミルトン」「白鵬」「ノバク・ジョコビッチ」「クリストフ・ルメール」「ゴールデンステート・ウォーリアーズ」etc..に共通するのは何でしょう?ザクッと挙げてみましたが、私的な考えで「絶対王者」と捉えています。もちろん全盛期を過ぎた感のある人物であれ、その存在感には他を寄せ付けないオーラを感じるのです。
世界で最も人気のある球技「サッカー」での絶対王者となれば、どのチームを連想しますか?
「バイエルンミュンヘン」「マンチェスターユナイテッド」「ユベントス」「FCバルセロナ」と、挙げる事が出来ますよね。
そして、断トツに絶対的な強さと伝統を誇るチームが「レアル・マドリード」です。
数々の名選手を輩出し、ビッグタイトルの獲得数も最多の「スーパー名門チーム」です。常に優勝争いを義務付けられていますし、それに応える勝負強さの積み重ねにより「伝統」を築き上げてきました。
その数々のタイトルで最も権威がある「ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ」の優勝回数は実に13度!これは他の名門チームを大きく引き離す断トツの数字です。しかも2016~18年まで3連覇を成し遂げている比類なき強さ!
レアルマドリードでプレーする事は、全てのサッカー選手の目標(若しくは夢)と断言しても過言ではありません。それだけ羨望の眼差しを受けて当然のチームがヨーロッパチャンピオンズ4連覇へ向けて邁進するわけです。当然2019年も栄光の優勝回数を積み上げると思いたいところですが…
はっきり言って「赤信号」が点灯し始めました。
全ては希代のストライカーである「クリスティアーノ・ロナウド」がユベントスへ電撃移籍した事に端を発します。
そして「ジダン監督」の退任。
二人のカリスマがチームを去った事により、レアルは急速に見えざる求心力を失いました。選手層は圧倒的に厚く、スペイン代表監督のロペテギをハンティング(その後ロペテギは代表監督を更迭)して立て直しを図るも結果には結びついていません。それどころか自国の「リーガエスパニョーラ」を制する事も厳しい状況に陥りました。
格下相手にホームで敗れる体たらくを見せつけられ、サポーターのフラストレーションも溜まる一方です。そしてライバル「FCバルセロナ」には差をつけられ、早くも「2019年のレアルは消し」という声が上がってます。
レアルの低迷は「カオス(混迷)の状況」を生み出しかねません。これは他チームにとって、まさに下克上を醸し出す土壌を作り上げてるのではないでしょうか?
ダークホースはあのチーム?
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ロペテギ監督は解任され、レアルも立て直しを図ってくると思います。それでも2019年のチャンピオンズリーグの行方を予想するのは難しいですね。簡単に「レアルがダメならバルサ」と決め付けるのも短絡過ぎる考えではないでしょうか?2019年に関しては「うちにもチャンスがある!」と野望を抱いてるチームが例年以上に多いはずです。
自国のリーグ戦と並行して行う上、前年度上位の成績を収めてるチームですから中身は過酷で濃いわけです。それ故にスタミナの消耗も半端ではありません。このビッグタイトルを制するには、まず自国のリーグ戦をどれだけ余力残しで進めていくかがカギになります。
自国リーグをブッチギリでリードしている状況ならアドバンテージを持ってチャンピオンズリーグを戦えるわけですが、このパターンを徹底して狙っているのがフランスの「パリ・サンジェルマン(PSG)」でしょう。
贅沢な資金を元にネイマールやエムバメというトップクラスの選手を揃え、標的はチャンピオンズリーグに絞ってます。ヨーロッパ内でのフランス国内のリーグ戦(リーグ1)は位置付けも高くありませんが、他の強豪チームとは一線を画した存在なのです。戦力は高いわけですから悲願達成も夢ではありません。
自国のリーグ戦をスキップして一足飛びに「チャンピオンズリーグ」を制するには、かなり厳しい戦いと言わざるを得ません。やはりレベルの高いチーム同士で争い「勝利の経験値」を得たチームの方が強い事も間違いないのです。例えば「高校野球」で野球弱小県に「甲子園狙い」で存在する私立高校が存在しますが、これらの高校は(甲子園に)出場しても優勝までには至ってません。ビッグタイトルを狙うには「常にハイレベルの戦い」を体感し、勝利のスキルを得ている事が絶対条件になるのです。
それらを鑑みると、レベルの高いリーグで揉まれながら「上位から2~3番手」にランクするチームが意外と決勝まで残りますね。これは決して「意外性ではなく」勝つ為の賢い戦い方だと思うのです。つまり、両面を視野に捉えながら選手をターンオーバーで起用しやすい上に調整も捗ります。そして、先述の「勝利のスキル」を吸収しながら「頂上を視野」に捉える環境が整え易いわけです。
そうなると、虎視眈々と「チャンピオンズリーグ制覇」を本気で狙い、それも現実味を帯びてくるチームが浮かび上がってくるのです。
戦術に長ける名将が優勝へ誘う
群雄割拠の状況になってますが、それでも2019年のチャンピオンズリーグ決勝は納得のチーム同士が戦っていると思われます。チャンスが広がったという事は、それだけ激しさを増すわけですから「勝利のスキル」を得る事が絶対条件になってくるからです。決してフロックで優勝を狙える程、甘いステージではありません。
2018-2019欧州チャンピオンズリーグを制覇するチームは?
やはり「レアル・マドリード」は厳しいでしょう。チーム内の混乱を収拾させたとしても、このダメージから一気に頂点まで上り詰める事は不可能に近いと思います。つまり…
「レアル4連覇は消し」という事です。
そうなると「FCバルセロナ」の奪回でしょうか?
もちろん、選手層は厚い上に最近は「メッシ依存」の傾向も薄れつつあります。有力なのは間違いないでしょう。そして「クリスティアーノ・ロナウド」が加わった「ユベントス」は例年になくチーム力が向上しました。そして「バイエルンミュンヘン」に「PSG」が上位に位置付けされると思いますが…
こういう時こそ「名将が率いるチーム」に注目です。
指揮官こそ、チームをコントロール出来る最高のパイロットと呼べますからね。ネームバリューに捉われない強かな戦い方を選手に伝授出来るチームを挙げるべきでしょう。
※名将が率いるチームはここ。
(順不同・括弧内は監督名)
①アトレチコ・マドリー(ディエゴ・シメオネ)
②インテル・ミラノ(ルチアーノ・スパレッティ)
③ナポリ(カルロ・アンチェロッティ)
④リバプール(ユルゲン・クロップ)
⑤マンチェスター・シティ(ジョゼップ・グアルディオラ)
絶対王者の連覇が不可能に近いなら、大舞台の戦い方を熟知してる名将が全知全能を注いでくるチームに注目すべきだと思いますね。例えリーグ戦で目立つ戦い方をしてないとしても、上記の監督が率いるチームは絶対に見逃せません。とくに「マンチェスター・シティ」ですね。グアルディオラ監督は激戦のプレミアリーグで記録的圧勝したチームを作り上げましたから、次なるターゲットは間違いなく「チャンピオンズリーグ制覇」です。
「勝負は時の運」とも言いますから、何がどういう作用で分かれ目になるか読めません。それでも限りなく優勝へのアプローチを導ける存在として「監督の裁量」は大きいのです。
2019年6月1日(日本時間6月2日)、決勝の地となる「エスタディオ・メトロポリターノ」のピッチに立つのはどのチームか?
ワールドカップに引けを取らない「名勝負」が繰り広げられる事を期待しましょう。そこには「大きなサプライズ」が感動と共に待ち受けてるはずなのです。
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