
胸が痛くなるんですよね
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今年の夏の高校野球も花咲徳栄高校の優勝で幕を閉じました。ずっと高校野球を観てたわけではありませんが、最も辛いシーンは「エラー」ですよね。
私も「親目線」で観てしまうわけですよ。昔は単に地元を応援してましたが、最近は地域よりも「どっちも頑張れ」的な見方をします。
「どうか無事に終わって」という心境ですよ。
最終的に「勝ち残る高校」は「1校のみ」ですからね。他は全て敗退するんです。簡単に言ってしまえば「敗者」という事です。しかし、同じ「敗者」になるにしても「キレイに負けて」というのが本音ではないですか?
「0-3」ぐらいで負けてくれたら「よく頑張ったね。相手も強豪だし健闘したよ」となります。序盤に点数を入れられてたら、尚更諦めもつくでしょう。
反対に「逆転サヨナラ負け」や「大差負け」は嫌ですよね。息子が、ピッチャーで投げて大量失点を喫してたら目も当てられませんし、勝ってて最終回にひっくり返されるとこれも辛いです。
しかし、それらは「勝負の結果」ですから仕方ないという側面は持てます。
キツイのは「エラー」で負けた時です。
今年もありましたよね。
それが「高校野球」なのですが、自分の息子がエラーをして「サヨナラ負け」になったらどうします?親として息子にかける言葉がありませんよ。しかし、起こりうるのが「高校野球」なんです。
優勝した元球児に聞いてみた
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私に知り合いに「元甲子園球児」がいます。さすがに今は「40代を過ぎたオジサン」ですが、若々しいですよ。
しかも「優勝」してますからね。
優勝メダルを持っているんです。
そんな経歴を持ちながら、最初は私の職場に「アルバイト」で入って来ましたからね。人の経歴は「野球」だけだけでは図れないんですね。
しかし、地獄の3年間を過ごし「栄光」を手にしたわけですから彼の高校生活は大成功と言えるでしょう。大学も無試験で入学したそうです。
そして「甲子園話」も聞きましたが、基本的に「緊張しなかった」そうです。まず「練習や高校生活の辛さ」が上回ってますから、甲子園に来た時は「解放感」が沸いてきたとの事。そして「名門校」だった故「ノウハウ」を熟知してる監督でしたので「監督のいう事を聞いてたら問題無かった」みたいで…
猛練習と厳しい3年間で「足ガクガク」にはならないと。むしろ、甲子園はファールグランドが広いので普段の球場と比べて錯覚を起こしやすい点だけを注意したそうです。
グランドの土も整備されて使いやすく「地方球場とは全然違う」レベルで、普通なら「簡単にエラーする球場ではない」のが甲子園という「ボールパーク」なんです。
エラーしない為には?
人間ですからエラーはします。ただ「重大な曲面」での避け方はないのでしょうか?
これだけは「運」も左右されますから、一概には言えません。先日の大会でも名門校の選手が痛いエラーをしてましたからね。
前出の知人は「エラー」についてこう言ってました。
「僕は冷めてましたから、緊張しなかったですね」
つまり、イージーなミス(エラー)は過度の緊張感から来るものが大半なんです。この彼の場合は理不尽な先輩の虐めを受け続け、典型的な「野球学校」のスパルタ体質に辟易してたわけですね。従って待望の「甲子園」も、どことなく冷めた気持ちが抜けきれなかったと。
その冷めた気持ちが、いい意味で「緊張感を軽減し」優勝まで導いてくれたのかも知れません。
必死に耐えた3年間で得た「メダル」は「小さかった」との事です。
また、彼は「こんなメダルをもらう為に3年間辛い思いをしたのか?」と、やるせない気持ちになり愕然としたそうです。
「こんなメダルと分かってたら、もっと冷静にプレーしてましたよ」
この言葉が彼の「甲子園話」の締めでした。
つまり「甲子園に入れこまない事」が冷静にプレーするコツでありエラーを少なくしてくれるのではと感じましたね。今年の「花咲徳栄高校ナイン」に掛けられた優勝メダルを凝視して下さい。
「こんなメダルをもらう為に命まで掛ける必要は無い」
これが緊張しない為の「金言」です。
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